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木鳩屋雑記

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くるみぎらい

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家のいちじくが収穫期にはいる。さっそくいちじくのタルトを焼きました。アーモンドクリームを詰めた上にいちじくをのせて焼き上げます。アーモンドクリームは万能選手なので、上にのせる果物を替えるだけでいろいろな種類のタルトが焼けます。果物が違うだけなのに、なんとタルト自体の風味や味わいは違うことでしょう。すごいなぁアーモンドクリーム。サワークリームを混ぜたりラム酒をきかせたり、アーモンドパウダーをヘーゼルナッツパウダーやココナツファインに替えたり、自由自在に楽しめるところもよい。

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こちらは、珈琲とくるみとホワイトチョコのスコーンです。菓子を作るときにどうしても考えるのが、紅茶や珈琲を飲みながらその味のする菓子を食べるというのはいかがなものかということ。だからあまり紅茶味や珈琲味のする菓子を作らないようにしています。今回のようなのはめずらしいです。

それと私はくるみがなんとなく苦手で、パンや菓子に使うにはつい敬遠してしまいます。でもくるみを好きな人はとても多いので、たまには。それに珈琲とくるみ、珈琲とホワイトチョコ、という組み合わせの相性がとてもよいのです。このスコーンを試食してみたとき、思いがけず香ばしくかりっとしたくるみがおいしかったので、くるみの良さをもっと知らねばなと反省したのでした。
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by kobatoyakigashi | 2009-08-30 22:45 | 試作新作 | Comments(0)

栗菓子まであと少し

そろそろ出ているのではとうっすら期待しながら買い物にゆくと、期待どおり栗が売られておりました。しかもでっかい。買いである。今日のところはとりあえず水をはったボウルにつけておいて、明日のお世話の段取りをする。栗の鬼皮剥きは忍耐を要求されるが楽しい作業でもある。まずはやはり渋皮煮か。それから鶏肉と蒸し煮にする料理。辰巳芳子先生の「正しく渋気を抜き、スープで炊き、グラタンにする」という「栗のグラタン」というのもやってみたい栗料理の一つです。

駐車場で、また犬とたわむれてしまった(先日とは違う犬。ご近所まわりは犬を飼っているお家がとても多い)。車まで歩いてきて、は、と思い出し周囲を見回すがクロさんたちは不在の模様。
先日の夕方のこと、いつもこの駐車場にいるのら猫にごはんをあげに来ている様子のご婦人との会話。「毎晩ごはんをあげに来るんですか?」との私の問いに「いいえ」、そりゃそうですよね毎日なんて、「一日三回来ているのよ」。一瞬聞き違いかと思った、一日三回。驚くべきことにここの猫たちは三食昼寝つきなのであった。しかも、カリカリしかとか缶詰のやわらかいのしかとかいう猫の個別的嗜好にこまかく対応しているそうだ。ちなみにこの方はクロさんをくーちゃんと呼ぶ。もちろん駐車場猫の歴史にもあかるい。

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こちらは先日のお誕生日ケーキ。
中は名残りの白桃コンポートとキウイフルーツ、飾りはグレープフルーツ、オレンジ、そしてキウイフルーツ。
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by kobatoyakigashi | 2009-08-28 21:45 | 与太話 | Comments(0)

今日もまたネクタリンの日

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涼しい。虫の声がにぎやかです。りりりりりりり、きっきっきっきっきっき、きりきりきり・きりきりきり、りるりるりる。

ネクタリンのタルト第二弾。こちらはアーモンドクリームではなく、生クリームと玉子などのフラン生地です。ネクタリンも生ではなく一度加熱し調味してから使います。ネクタリンの赤色と玉子の黄色がおいしそう。どうしてこんなにネクタリンが好きなのか。よくわからん。自分がおいしいと思うものしか作れないということだけはわかっている。

駐車場のところでご近所のロビン君(犬)に会い、立ち話しながらなでなでべろべろひとしきりして、さて車に乗るかと振り返ればクロさん(猫)がじっとうずくまるようにそこにいて、こっちを見ている。いたのね、そこに。見てたのね。と、なんとなくうしろめたく感じる私。犬をなでた手でさわると嫌かしら、と思いながらも取り繕うように「クロさん、さわってもいいかなー」と声をかけてそーっとさわる。
クロさんは拒絶しなかった。なでられてくれた。あーよかった。クロさんは懐が深いのう。と思いながら帰りました。
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by kobatoyakigashi | 2009-08-25 20:39 | 試作新作 | Comments(2)

マクロまでは遠い

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顔を合わせれば近所中で「暇だね」「暇ですね」「こんなに暇なの?」「今日なんかねぇー」と暇自慢をし合う8月後半の今日この頃。商店街における残暑の風物詩かこれは。

この有り余る時間を有効に使うべく、本日の試作はふたつ。オートミールとココナツのクッキー(左)とコーヒーのクッキー(右)です。それぞれ違う本からひっぱり出してきたレシピですが、どちらもオーガニック・マクロビオティック系の本。しかし菜種油や洗糖などの買い置きがありませんので、そのあたりは適宜代替材料でまかないます。だからなんちゃってオーガニック・なんちゃってマクロな菓子になる。真剣に取り組んでいる人には申し訳ないと思うが私の仕事はそれらに心から関わることではないのでしかたがない。かといってそういうのが嫌いではないし、私なりの真剣さで食材には取り組んでいるつもり。同じことをする必要はない、ということ。でも、おいしいものを作りたいという気持ちは同じだと思う。
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by kobatoyakigashi | 2009-08-22 21:09 | 試作新作 | Comments(0)

やさしいお菓子

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白桃を二つ割りにしてシロップ煮にしたものを使って、白桃のタルトを焼きました。アパレイユは生クリーム・卵・砂糖とサワークリームを少し。クラフティのようなフランのようなプリンのようなそして茶碗蒸しのようなタルトでございます。白桃も自分で煮るとさすがに缶詰のようではなく、あのやさしげな香りも損なわれずおいしい食べものになっていると思う。残念ながらたくさんは作っていないので、もし機会がありましたらご賞味いただきたいです、と控えめに。スパンの短い菓子ばかり作っているなぁ。

まだしばらくの間は白桃が青果売り場でも見られるけれど、そろそろ梨が台頭して来つつある。今年初めて梨を売り場で見かけたのはいつだったか。最初はほんのいくつかで、早いなもう秋が来るのか、と予感のようなきざしのようなものに少し驚いた。暑いのも夏も好きではないけれど、これもまもなく終わるのかと思えば惜しいような気になる。
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by kobatoyakigashi | 2009-08-18 22:48 | 試作新作 | Comments(0)

かぼちゃをよく食べている

車を運転しながら、昼飯に何を食いたいか自問自答するいつもの朝。食事を用意することの何が最も苦しいことかといえば、メニュー決めであろう。決まりさえすれば材料を買うなりパンや惣菜を買うなりあるいは外食するなり、実行に移せばよいだけなのだから。昼どきになって空腹の骨頂しかし何か食べようにも決まらず食いたいものがない、材料も何もない、しかし今すぐ何か食わせろというくらい空腹、という情況が一番厄介だ。
そして今朝もいつものごとくもやもや考えているうちに、あ、そうだあれが食べたい、と「かぼちゃのポタージュ」と「にんじんサラダ」に決まった。野菜類は売るほど家にあるのだが、何を作るか決まったのが遅かったので致し方なく買う。スーパーマーケットに寄ってかぼちゃと玉ねぎ、にんじんとすだちを入手。かぼちゃの山吹色とにんじんの橙色がそれぞれあざやかな膳となった。ごはんは冷凍しておいたおむすびを焼く。昼飯にポタージュなぞ優雅に作れるのはお盆休み最終日だからこそである。良いような悪いような。

食事をすることは私には結構切実なこと。冷え症だし胃腸は弱いし肝臓も腎臓もいまいち動きが悪いらしいし(整体の先生曰く内臓の出来が悪いそうだ)、満遍なく食べないとひどいときは貧血で手がふるえてくるし(こういう症状が出る人は意外と多いらしい)、因果な体質だ。一食抜いても別に、という体質だったなら、こんなに食事にとらわれることはなかっただろうになぁ。まぁそれだからこんな仕事ができるといえるのかもしれない。

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今年は読書の夏。カズオ・イシグロと鹿島田真希に占拠される脳内。店の貸本スペースは随時入れ替えしておりますので、ご利用ください。
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by kobatoyakigashi | 2009-08-16 22:05 | 与太話 | Comments(0)

鞆の浦

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倉敷から車で1時間あまり西に向かって走ると福山市(広島県)、そこから更に南下すること20分ほどで鞆(とも)の浦に着きます。以前は宮城道雄の箏曲「春の海」の舞台という紹介の仕方だったのが、最近は宮崎駿監督の「ポニョ」です。ちょっとした隔世の感です。久しぶりに訪れた鞆の浦は、ずいぶんおしゃれな町になっていました。

写真はギャラリー櫻やの入り口にて、かぼちゃと子猫。こうしてみるとなかなかの美形。このこはノラのようでしたが、港町の猫らしく人馴れしています。あっさりと触らせてくれました。飲食のある店内はさすがに出入り禁止とのことでしたので店先で遊んでおりましたら、通りすがりの猫好き人たちの心をつかみまくって店に引き入れることに成功し、すっかり招き猫としての仕事を果たしておりました。展示中の友人にこの話をしたら、「私たち、猫の手を借りちゃってるね!」と笑われた。

鞆の浦は「保命酒」という薬用酒(養命酒のようなものだろうか)で有名な土地でもあり、少し歩くだけでたくさんの看板を見かけます。開け放した店頭にはふわーんと漢方のような薬草のようなよいかおりが漂っています。今度行ったら一本手に入れて帰ろうかな。
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by kobatoyakigashi | 2009-08-11 23:13 | 与太話 | Comments(0)

パイナツプル

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パイナップルのケーキ。夏のケーキ。去年はなんだかんだで作るのをさぼっていたら「パイナップルのケーキは作らないんですか?」とお客さんに言われてしまうということがあった。神様は見ているということか、と「○○はもう/まだ作らないんですか?」と尋ねられるたびに思うし、尋ねる声は私の心の声でもあるのであった。そろそろ作らんとな、作ろうかな、どうしようかなとだらだらしているときに必ずそのような天の声を頂戴するものなのです。
これはスポンジケーキとババロアが層になっている、生クリーム使用だけれどさっぱりとしたケーキ。ドライなホワイトラムがきりりと効いています。

去年はなぜこれを作る気にならなかったのか、おそらくものすごく暇すぎたからじゃないでしょうか。夏季はオフシーズンなので今年も暇は暇ですが去年ほどではない気がします。少なくとも今のところはまだ、あれこれと作ろうという前向きな気持ちでおります。いやほんとうに去年はひどかった。どれくらいひどかったかかいつまんで説明したいくらいですがそこは割愛、です。
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by kobatoyakigashi | 2009-08-07 23:05 | 試作新作 | Comments(0)

神学生も出てくる小説

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これは、レアタイプのチーズケーキなのです。
ラムレーズン入りのチョコレートチーズケーキ。下にはグラハムクラッカーを砕いて敷いています。チーズとの相性はもちろんのこと、チョコやレーズンといったパンチのある味とグラハムはよく合います。個性が強いものどうしだからだろうな。チョコはダークチョコを使っているので、ケーキ全体の甘味はとても少ないと思う。ひたひたとしたおいしさのはず。
どうぞよろしくお願いいたします。


最近読んで面白かった本の話。
鹿島田真希『ゼロの王国』(講談社)。これは第5回絲山賞(という作家絲山秋子氏による私設文学賞)を受賞したものです。小説の構造というか展開はシンプルなのだけれど、弾丸のように入り乱れる会話劇(ほとんど会話だけでこの小説は成立している)がおもしろかった。翻訳ものの芝居を見ているような感覚で読み進んだ。本筋とは関係ないが、登場人物たちがぱかぱか酒を飲むときに出てくるおつまみがやたらとうまそうだった。それもただ「チーズ」「チョコレート」とか「鮭とば」「キャビア」とか書いてあるだけなのに、なぜだろう。本の装丁も真っ白ですてき。
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by kobatoyakigashi | 2009-08-06 21:53 | 試作新作 | Comments(0)

ネクタリンの日

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ネクタリンを衝動買いしてしまい、タルトを焼くことに。この時季、このほんの数週間しか!という果物にはやはり吸い寄せられます。こんなに買っちゃってどうしようかしらん、と慌てはするのですが、あの本とあの本とあの本とそれとあの本にも確かネクタリンの菓子が載っていたはずだどれから作ってやろう、ふふふふ…とにやにやしてしまう。

ネクタリンは大きめのすももくらいの感じ、扱いはバラ科だからか桃・あんず・梅・びわ、そしてすももと基本的には同じです。酸味と甘味のバランスや果肉のかたさは同じバラ科でもすべて違っていて、生を少し食べてみてから菓子にしたときの雰囲気を捕らまえるようにします。今回のネクタリンはややかため、酸味多め、甘味少なめ。生食より加熱が向いているようです。といいつつ生でぽりぽり食べてしまったのですが。

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今回はアーモンドクリームだけを敷いた上にネクタリンを載せて焼き上げました。やはり加熱しているほうがおいしい。ものの本によるとチョコレートとの相性がよろしいとか。

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そしてほかのネクタリンはこのようにジャムになりました。果肉は黄色いのですが皮が緋色なのでそれが煮ることで全体がきれいな赤になります。私にとっては、かなり好きな部類の果物。今日はネクタリンの一日であった。
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by kobatoyakigashi | 2009-08-04 22:08 | 試作新作 | Comments(0)