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木鳩屋雑記

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発酵

ポチっと送信これでほんまに受理されとるのかいなと思いながら電子申告をしました。メールボックスなど何度確認してもいまひとつ確信に欠けるところはありますが、多分できていると思います。もし駄目だったら→税務署から電話がかかってきて(くるのか?)「やっぱり手書きでしか出せません!」とごねて再提出。終了。
今年の確定申告がようやく済みました。疲れました。やっぱり手書きにしとけばよかったような気がする。一度電子申告にしたらずっとそうしなきゃならないのでしょうか。パソコン環境が激変したらどうなるんでしょうか。なんだか心もとない電子申告というもの自体。

f0131641_22264716.jpgこちらはスコーンです。高橋雅子さんのレシピより、少しのイーストで長時間冷蔵発酵を経て焼くやり方です。(この方はパンの本をたくさん出版されていて私も一冊持っていますが、おいしいパン屋さんが何軒かもうあるので自分でパンを焼きたいと全然思わなくなってしまって死蔵状態…)
スコーン生地をイーストの力で持ち上げるというのに興味をひかれて、焼いてみました。卵を使わずバターが多い配合で、焼き上がりは確かに粉の味がしっかり、食感もみっしり。スコーンというよりホットビスケットのような。これはこれとしておいしいけれど、私が作りたいと思っている「イーストで焼くスコーン」というのは少し違うところにある。それにしても不思議なのは、なぜスコーンが日本人にとても受け入れられているのか、ということです。私もついなんとなく、いろいろ試作してみたくなるのです。たかがスコーンされどスコーン。
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by kobatoyakigashi | 2009-02-27 22:51 | 与太話 | Comments(0)

光あるうちに

モーニングショーで安く映画を見にいこうと思いながら、なんとなく起きあがる気力が湧いてこないまま正午。先週もヴァレンタイン明けに一本と思いながら起きられなかったんだった。前夜に「もやしもん」をぎらぎらいつまでも読んだりしているからだ。こうして映画館が遠のく。TSUTAYAのカードも期限が切れて久しくレンタルも遠のく。こうして映画というものの存在がずんずん遠のいてゆく。映画は遠のけども確定申告の期限は近まる。というわけで午後は帳簿の整理と申告書のチェック。その甲斐あってかようやく光が見えてきました。パソコンの調子にいまひとつ不安を抱えているため書類作成にも緊張感を伴う。どきどき。出力し切るまではデータよ飛ぶでないぞ!と念じつつ。電子申告まであと一山。

f0131641_23441269.jpg先日のお誕生日ケーキ。苺ショートケーキ。

苺といえば、器量のあまりよろしくないところが逆に愛らしい苺たちがたくさん出回ってきました。ジャムに煮ると、その間中苺のエキスがぶわんぶわんに広がりまくっているような香りがたちのぼります。春の香り。
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by kobatoyakigashi | 2009-02-23 23:52 | 与太話 | Comments(4)

リンツァートルテ

歯医者にはまだ通っている。歯垢か歯石かをぎりぎり削ってもらっているところ。歯の裏側をごーりごーりするときに歯科衛生士のおねえさんが「も少し口開けてくださいねー」とおっしゃるので、よいしょっと口を開けたら顎関節症気味な私のあごが「ごきり」と音をたててしまった。「だ、だいじょうぶですか?」と心配される。治りかけた頃にぱっと口を開けたりしてしまうのでいつまでたってもいつも顎関節症気味。下あごを動かすストレッチなども試みてはいるのだが。以前歯科医のセンセイに相談したところ、あごの捻挫みたいなものだから特に治療法はないということだったので、つまり未解決。むーん。やむなし。

f0131641_205267.jpgさて、久々に試作をすることができて嬉しい私。リンツァートルテです。ウィーン菓子です。「ウィーン菓子といえばラズベリージャムヘーゼルナッツそしてスパイス」という要素をすべて満たしている見本のような菓子。

スポンジケーキの半端がちょうどできたので、それを網でこしてクラムにして使う。バター、砂糖、卵、小麦粉に加えてケーキクラム+スパイス類の生地を型にしき込んだ上にラズベリージャムを広げた上に斜め格子に生地を絞る。そして焼く。工程が多いようだがスポンジケーキやラズベリージャムができあがってさえいればさほどの手間ではない。クラムとヘーゼルナッツパウダーが生地に混ざった状態で焼成するため、外はさくさく中はしっとりという食感になる。濃く淹れた珈琲と食べると相性が良くとてもおいしい。

f0131641_20523496.jpgこちらは先日のお誕生日ケーキ。チョコレートで、というご注文でした。

チョコレートといえば、ヴァレンタイン期に使ってみたチョコレートがとても素晴らしい素材だったので、これはおもしろそう!と初めてチョコレートに対して思いました。同じガトーショコラでもチョコレートが違うと生地の段階から全く違う状態になるのがおもしろいのです。チョコレート菓子の本などもどさどさと買い込み、目下研究中。お菓子の世界はこれだから抜けられない。
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by kobatoyakigashi | 2009-02-21 21:30 | 試作新作 | Comments(0)

チョコレートという山に登る

こもごも忙しい要素がどっさりあるこの時期、少し前から危機感のあった「歯」の詰め物ががりんと取れてしまい、やむなく歯医者に走る朝。撮影されたレントゲン写真を見たセンセイが「親知らずの根っこが一本も無いですね。ある意味ラッキーだね。」とおっしゃる。いい年をして今まで親知らずが生えてこなかったことの謎があっさりと解けました。なんだ無いんですか、根っこが。親知らずを抜くという経験は私の人生には用意されていないわけだ…と人間としてなんだか物悲しい気もする。そんなことを言うと、抜歯の苦労に泣かされた方々には申し訳ないけれど。それにしても幼少のみぎりからあれだけ歯医者に通ったというのに(虫歯っ子だった)、ついぞそんな事実は誰からも知らされなかったというのはどういうわけだ。

f0131641_21123863.jpgヴァレンタイン前日のぎりぎりに、ようやくチョコレートが出ました。2種類。
左の四角いのがラムレーズン+バカルディホワイトラム、右の丸いのがレモンピール+シャルトリューズ。

ちなみにシャルトリューズにはシャルトリューズ・ヴェールとシャルトリューズ・ジョーヌの2種類があり、今回のはヴェールです。アルコール分55パーセントという脅威のお酒。いろいろなハーブなどを使って作られた薬草酒といった香り。そのままグラスに注いでみると、ローズマリー?タイム?というような香りが最初にたちます。柑橘類とあわせてみたらどうかしらとレモンピールです。

f0131641_21125811.jpgこちらはギフト用セット。件のチョコレート2種と、チョコレートマカロンを詰め合わせたもの。気軽なプレゼントです。ご予約用に作りました。わずかですが店頭にも出しています。

今年はマカロンだけに逃げないで一応はチョコレートに取り組むことができたかな、と思います。しかしチョコレートを扱う技術や温度管理といったものははるか雲の上…という領域のこと。まずはテンパリングから、そしてチョコレートの知識も増やしてゆかねばなぁ。
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by kobatoyakigashi | 2009-02-13 21:47 | 試作新作 | Comments(0)

刺し子の風呂敷で包む

もう一年近く前のことになりますが、縁あって一つのちいさな硯が手元にやってきました。それ以来この硯にあわせて水滴や墨などをぽつぽつ買い集めながら、さて硯箱はどうしようとずっと考えていたのです。書道具屋などに行けば既製のものは手に入りますが、それもなんだかねと二の足を踏んでしまう。水滴を作る陶芸の人がいるのなら硯箱を作る漆芸の人や木工の人もいるのではないかしらんとなんとなく探しながら日々を過ごしておりました。何も尾形乾山のようなきらびやかな硯箱が欲しいわけではありません。おそらくは一生に一度しかしない買い物になるであろうから焦らず流れにまかせて自分の直感がすべてという気持ちで、どういった形になるのが硯にとってよいのか考えながら、待ってみよう。

f0131641_2130340.jpgそしてそれを具現してもらうことができました。

奥山貴之商店さんによるもの。しっとりした黒にぴしりと真っ直ぐ走る細い赤がきいている。手文庫のような茶箱のような、抽斗つきの硯箱にしてもらいました。蓋をあけると中皿があってそこには、硯のための浅い溝が用意されている。なんとありがたいことであろう。

f0131641_21303064.jpgさて次に気づいたのが、この方は出しっぱなしにしておくわけにはいかぬ、この硯箱をくるむ布が要るのではないかということでした。

そこで紺とくすんだ水色の布を真四角に縫いあわせて端っこだけ刺し子にして、風呂敷を作りました。真ん中には雲の刺し子。裏表にあるので、どちらの色で包んでも雲を真ん中にするとちょうどよく包めるように。

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    紺で包むとこのように、
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    水色で包むとこのように。

    紬と似た風合いをもつ布で、
    いなせな雰囲気があるような。

    硯一つから、ようやく全体が形になりました。
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by kobatoyakigashi | 2009-02-08 22:19 | 与太話 | Comments(0)

虹を織る二月

アイルランドかどこか遠い国の暦に「二月、虹を織る」というのがあるそうです。と、片山廣子の随筆集『燈火節』にて読みました。片山廣子は松村みね子という筆名でアイルランド神話などの翻訳があり、今でもちくま文庫にてわずかに一冊のみですが読むことができます。随筆が一冊と翻訳が一冊、それだけの彼女しか私は知りませんが、「虹を織る」に匹敵するような言葉をほかの誰かの文章から捜すことは今のところできていません。片山廣子の文章は、静謐でいて過激。かなりよいですよ。

さてさて虹を織る二月、私はチョコレートの試作に追われ始めました。スタートが遅すぎます。でもやらないよりはまし、と自分に言い聞かせつつおもしろそうな素材(おもに洋酒)を試しているところ。うまくいく目処がついたらお知らせできる。というのは希望的観測か。まずそこにいたるまではチョコレートを寡黙に削り続けねばなりませぬ。がしがし。

f0131641_2052815.jpg2月のマカロンは、ピンク色の木苺です。

マカロンを今のように常時販売するきっかけとなったのがこのマカロンでした。木苺は我が家で収穫できるものを使用しています。

2月はこの木苺と、1月からの引き続きチョコレートマカロンが並んでおります。
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by kobatoyakigashi | 2009-02-05 21:28 | 試作新作 | Comments(0)

チョコレート工場

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2月になりました。チョコレート商品が出ています。まずは直球王道のガトーショコラ(左)、そして再起復活のガナッシュ(右)です。いつもは木苺ショコラくらいしかチョコレートケーキがない(それもたまにしか出ない)のですが、このふたつがあってしかもマカロンもチョコなので、ケース内はチョコレートまみれです。栗の季節も確か栗菓子に占有されていました。旬の野菜は旬にどっさり食べるというのに似ていなくもない。甘いものは野菜ほどは食えんが。

ガトーショコラはオーソドックスなもの。ココア・生クリーム・チョコレート・卵・バター・砂糖そして少しの粉だけでできる、シンプルでしかし奥深いチョコレートケーキです。これをほんとうに上手に作るのは結構難しい。今でも私はちょっと緊張しながら作ります。きっと全国のお菓子少女たちがバレンタインにいちばんたくさん作るケーキ。
ガナッシュは、一昨年の冬に出していたもの。ワインやラム酒がどばーと入っているので、食べた直後はなんとなくぬくい。大人だけのデザートに、意外とワインとあわせて召し上がってもおいしそう。底にショコラ生地を敷いていて、それとの相性もなかなかのもの。

チョコレートのお菓子を作り始めると、いつもに増して厨房が甘い空気で満ち満ちております。心なしか指先からもチョコレートのにおいがする。でもまだ2月は始まったばかり。
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by kobatoyakigashi | 2009-02-03 22:32 | 試作新作 | Comments(0)