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木鳩屋雑記

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年末満喫

年内営業が終了した後、年末恒例の大掃除がありました。友人を呼びつけてここぞとばかりこき使います。売り場は一任して、私は主に厨房内の換気扇付近、アブラ汚れでネトネトになっているところを集中的に取り組む。こまめに掃除しているつもりでも、着実に蓄積されている汚れ。普段換気扇をはずして洗ったりまではなかなか手がまわらないので仕方ない。しかし重曹の力でほとんどぴかぴかになるのが嬉しいところ。たっぷり掃除した後は、ささやかにラーメンで労をねぎらって帰りました。

f0131641_15143678.jpgさて、今年は29・30・31と3日もある年末休み。こんなことは滅多にないので、家の片付けや掃除を思うさましました。いつもぎりぎりまで店を開けているので、家のことは後回しなのです。中途半端に不完全燃焼のまま年明けを迎えるばかり。しかし今年は違う。窓ふきもできたしカーテンも洗ったし部屋の掃除もばっちり。言うことなし。おやつだって作ってしまいます。

f0131641_1515396.jpgブラウン・ベティという名のある、煮たりんごの上にそぼろをかけて焼いたお菓子です。あつあつを食べるのが一番なので人数がそろうのを見計らって焼き始め、ちょうどよく出すことが大事。ほかほかのりんごをたくさん食べられるお菓子で、レモンやシナモンなどのスパイスが加わることもあり、とても元気が出ます。大人数のデザートに、大皿から給仕するととても喜ばれると思う。

家のオーブンを使うのは久しぶり。ちゃんと働いてくれたのでよかった。業務用の機材に慣れると、家庭用というのはなんとはかなく頼りなげなものかと思う。これでよくやってこれたものだ。そうだった期間の方が長いのに、うまく思い出せないくらいになってしまっている。
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by kobatoyakigashi | 2008-12-31 15:48 | 与太話 | Comments(2)

冬休暇に入りました

f0131641_2082983.jpg年内の営業が28日で無事終了、4時頃にはすでにほぼ完売状態になってしまいました。せっかく足を運んでいただいたのにすっからかんで本当に本当にすみませんでした。あぁ情けないわたくし…と今年何度も思った反省をまたする。

写真は今年のクリスマスケーキの一例、その2。飾りは一つ前記事のと同じで、こちらは表面にホワイトチョコレートを刻んで降りかけています。岡山県南・瀬戸内地方はホワイトクリスマスなぞまずありえない気候なので、ケーキだけでも雪のようにしてみた。今年はこのように紅白にピンク色・クリーム色とキラキラアラザンという夢見心地な色あわせでした。言ってみれば昔の大島弓子マンガのような。となればファンとしては来年は山岸凉子マンガですかね。チョコレート細工などイメージかもしれません。ブラックでびしっと。クールに。しかし私の認識では大島弓子と山岸凉子は根源的にとても似ているのですが。

今年も一年間お付き合いくださいまして、ありがとうございました。

年明けは3日(土)から営業再開の予定です。いつもより1時間ほど遅めの12時頃から開けておりますので、ゆっくりとお越しくだされば幸いです。来年もどうぞよしなに、お見捨てなきよう。ひらにひらに。
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by kobatoyakigashi | 2008-12-29 20:31 | 店話 | Comments(0)

七面鳥ではなく

今年もクリスマスの季節が無事終わりました。ご注文くださったりクリスマス菓子をお求めくださった皆々様、ありがとうございました。また残念ながら「売り切れました」とお返事をせねばならなかった方々には、申し訳ありませんでした。やっぱりそろそろ繁忙期に一人では体力的に難しい年頃になってきたのかなぁと物悲しい思いも。そのあたりをどう割り切ってゆくか、ということを考えねばならないのかもしれません。道が続く限り。

f0131641_2154224.jpgしかしそんな殊勝なことを言っておきながら、24日当日のわさわさした雰囲気の厨房で私はローストチキンをちゃっかり焼いていた。しかも誰のためでもない、自分のためだけに。というのもこの時期スーパーマーケットの精肉売り場には、トリが一羽で売られているのです。苺を買いに行ったついでにふらりと発見してしまい一度はその場を離れた私ですが、やっぱりトリをまるごと焼きたいという欲望には勝てず買ってしまった。買ったからにはローストチキンはクリスマスに食べたい。ならば焼くしかない。焼こう!というわけです。若鶏なので、一羽といってもさほどの大きさではない。4人前くらい。

朝一でトリを赤ワインに漬け込み塩胡椒をすりこんでローズマリーをなすりつけておく。あとはお腹に玉ねぎをつめて足をくくってオーブンに入れるだけ、という状態で、次から次へとお客様はいらっしゃる。あぁオーブンに入れてしまいたいのに玉ねぎをむく暇がない、と思いながらあれよあれよという間に時間がたってしまい、1時過ぎようやくロースト開始。若鶏で小さいので(1.5キロくらいでしょうか)1時間半ほどでこのようにこんがり焼きあがりました。下茹でしたにんじん、じゃがいも、さつまいもを途中でトリの周りに置いて、一緒にローストします。うまかったです(今も食べ続けています。焼いて2日目からは骨をはずして身をせせってほぐし、皮やキャセロールに残っている脂や煮こごりごと焼き飯にします。パンチがきいてて非常にうまいです。コラーゲン、それとトリのアブラにこくがある)。クリスマス万歳。こんなことをしているから、余計に忙しくなってしまうんです。

f0131641_2275556.jpgそしてこちらが今年のクリスマスケーキの一例。
うすピンクのマカロンで雪だるまと雲を作り、クッキーで流れ星とクリスマスツリーを。控えめにアイシングで模様を描きました。ほんとうは色とりどりのデコデコクッキーにしようかしらとも一瞬考えたのですけれど。マカロンがパステルカラーなのできっとそぐわない…と思いやめました。中は苺のショートケーキです。

こういったショートケーキが本当においしいのは、作って一日たった頃です。作った当日はスポンジとクリームが「あなたはあなた、わたしはわたし」というよそよそしい感じでいまいちおいしくない、それが翌日にはちょうどよく馴染んで、昨日のよそよそしさは何処へ?と言いたくなるくらいおいしくなっています。オーブンで焼くタイプの焼き菓子は特にそれが顕著ですが、生菓子のショートケーキもそう。作りたてがおいしいとは限らないのです。
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by kobatoyakigashi | 2008-12-26 22:29 | 店話 | Comments(0)

サントノレ

クリスマスケーキの表面をかざるオーナメント菓子を何種類かちょこちょこと作る。去年はジンジャービスケットと柊のマカロンでした。今年もクッキーとマカロンというのは変わりませんが、アイシング(砂糖)やアラザン(砂糖)で少しかわゆらしく装飾し、物語性のある雰囲気になるよう作ってみました。ケーキの装飾には全部食べられるオーナメント、それも食べておいしいものを作る、というのが私の中での決めごとです。

f0131641_21434825.jpgそんなわけで、クリスマス風になってしまった本日のお誕生日ケーキ。苺ショートケーキに、表面はマカロンとクッキーの雪だるま2種。流れ星のハピバースデイです。サントノレという名の絞り口金を買ったので、嬉しくてさっそくクリームを絞ってみる。「サントノレ」の響きを思い出すとついユーミンの「未来は霧の中」を歌ってしまうが、こちらは絞り口金の型とはあまり関係ない。
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by kobatoyakigashi | 2008-12-20 22:12 | 店話 | Comments(0)

食いしん坊話

最近、油揚げを直火であぶったものにおろし生姜と醤油をかけて食べることのうまさに目覚めた。しかもこの場合の油揚げは近所の豆腐屋Kのでなくてはだめで、スーパーマーケットの油揚げでは表面がかりっと中がじゅわっとならずおいしくないのだ。これまで油揚げをうまいと思ったことはあまりなかった。だいたいいなりずしやきつねうどんの甘がらく煮付けたか、味噌汁の実としてのふにゃふにゃの油揚げしかなじみがなかった。しかし網で焼く油揚げはうまいです。ぜひおいしい油揚げを探してやってみていただきたい。ついでに言えば、醤油もおいしいのを使うとよい。私は近所のS田屋のを使います。

土鍋でごはんを炊いて食べる回数が極端に増えたため、店での昼食は米飯中心の献立になりました。コメとくればツユというわけで、ごはんとお味噌汁が基本になって、納豆や海苔や漬物がちょちょっとあればもうじゅうぶん。そこに件のあぶり油揚げの生姜醤油なんてあれば、何もいりません。いたって粗食。燃費のよさには自信があります。今ちょうど新米が出回っている時期なので、もうコメがうまくてたまりません。いくらでも食べられてしまうですよ。

今年は気がつけばなぜか鍋を3つも購入してしまっていたので、ごはんを炊くとかスープをつくるということがすごく楽しくなりました。機能的な道具や作業場があるということは、やはりそれだけで作り手にとって何か大きな力になるように思います。
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by kobatoyakigashi | 2008-12-16 22:46 | 与太話 | Comments(0)

柚子のマカロン

駐車場の黒猫クロさんは相変わらずお元気そうです。今朝はお隣の車のワイパー付近にのぼってでべっとなっていた。ちょうど排気口かエンジンか何かがあたたかいと見える。先日ひっかかれるのを覚悟でついに膝のせを強行してみたが(クロさんはときどきしゃがんでいる私の膝に爪をちょいちょいと出すことがある)、さっぱり抵抗せずおとなしくまるくなってしかもごろごろ言っていました。きみ、ノラじゃなかったのか。そしていつまでたってもちっとも動こうとしないので、再び強制的に下ろした。やはり爪はまったく出さない。

f0131641_21302646.jpg12月のマカロンが出ています。去年に引き続き、柚子のマカロンです。黄色い人です。柑橘のさっぱりさわやかな味。

マカロンを作り初めてから何種類くらいたまったのかと思い、プライスカードを数えてみたところ14種類でした。ひと月に一種類ずつバリエーションを増やし、月ごとの季節にそぐうマカロンができればと思いながら続けてきたので、12種類をクリアしたことは、ひとまずの目標を達成できたといえそうです。続けていればなんとかなるものだなぁ。と、いつも思っている気がするが。新たなる味も模索しつつ、マカロン道は続きます。あ、でも同時に14種類作れるという意味ではなく、やっぱり一度に2種類くらいが限度です。

12月はこの柚子と、11月からのモカマカロンです。どうぞよろしくお願いいたします。
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by kobatoyakigashi | 2008-12-11 22:04 | 試作新作 | Comments(2)

公孫樹とはんこレポート

2、3日前アイビースクエア横の歩道の公孫樹が、その扇型の黄色い葉をばっさりと落としていました。黄色くなったなと思って眺めていると、ある日ざぶざぶと落葉してゆく公孫樹です。宮澤賢治や大島弓子を連想するのは私だけではなかろう。さざ波のごとく地面に落葉した公孫樹の中を、小さくなって泳ぐようにかきわけて歩いたらどんな心地がするだろう。と思いながら横目に車を走らせていたのですが、今日通ったときには掃除されていた。冬である。

f0131641_22361232.jpgさてさて、去る日曜日は版画holicさんによる消しゴムはんこライヴにご来店ありがとうございました。
「まったく宣伝していないんですー」と余裕の笑顔のholicさん。それでも彼女の人徳がお客さまの心を勝ち取ったようす。終わりよければすべてよし、知らない人にこそ知ってほしいという心意気がむくわれたようでほっとしました。来てくださった皆様、ありがとうございました。

写真上は私に彫ってくださいました、たなごころのカヌレに微笑む東大寺の大仏。「歴史がかわっちゃうね」と誰かが笑いながら言った。大仏様は甘党だったのですね。シルクロードもカヌレはまさか伝えまいて。
写真下は「コバトヤ中毒」の文字もものすごし、ロゴマーク。こちらはご注文・お買い上げの方の袋用。たくさん押してもらえるよう、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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by kobatoyakigashi | 2008-12-09 22:57 | 店話 | Comments(0)

とってもとりいそぎおしらせ

f0131641_2113544.jpg明日の7日(日)に、木鳩屋店内テーブルにて
版画holicさんによる
消しゴムはんこライヴ第3弾!がございます。
時間は午後2時頃から6時頃まで。


図柄やサイズはお好みでオーダーできます。
リクエストもできます。
「こういうハンコをほってほしい」というのがあれば、資料などお持ち頂けるとよいかと。
目の前ですいすいすいと出来上がってしまいます。その彫り技をどうぞご一見くださいまし。おもしろいですよー。所要時間は版の大きさや図柄などにもよりますが、だいたい20分くらいで出来上がります。早いでしょ?早いのですよ。


受付などは時間中随時。皆様のお越しをお待ちしております。

とっても取り急ぎお知らせでした。
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by kobatoyakigashi | 2008-12-06 21:26 | 店話 | Comments(0)

森の国へ

f0131641_2145418.jpg森の国を訪ねてゆきました。滋賀県甲賀市にあるギャラリー兼カフェ、マンマミーアへ行ってきました。ちょうどクリスマス展「森の国から」がはじまったばかり。岡山から高速道路をかっとばして4時間ほどの、茶色い葉っぱがかさかさいう景色の山々と田園にかこまれた空気のきりりとすがすがしいところ。信楽にも近く、信楽焼のたぬきを道ぞいの焼き物屋でたくさん見ました。ふくろうやかえるもいた。

いつ頃からマンマミーアを訪ねてみたいものだと思い始めたのか定かでないけれど、関西方面に出かけるたびに目につくDMには、「マンマミーア」というギャラリーが書かれていたような気がします。
それでなんとなく覚えていて、カフェもあるということがわかってきて、どうやらなかなかの奥地にあり、木造の古い校舎に手を入れてギャラリーとカフェにしたということを知ったのでした。

マンマミーアは穏やかで気持ちのよい場所でした。どうやらご近所のご隠居さんたちも贔屓にしているらしく、畑仕事をしている感じのちょっと年配のおじさんおばさんたちがコーヒーとケーキをおいしそうに食べて楽しそうにおしゃべりしていました。窓の外を見ると、遠くに山がかすんで、近くの畑で畑仕事をしている。「あーあれうちのお父さんやわー」なんて言っていたりする。まーのどか。と思いながらおいしいお茶を飲みタルトを食べる。よい時間でした。

展示は陶磁器・ガラス・木工・漆・布・染色・絵画・紙・金属の作家たちのものを集めたもの。クラフト、ですね。作られたものたちの、しんとしたたたずまいが素敵でした。さんざん迷ったけれどなんとか一つにしぼって、入れ子のお皿を買いました。買うものを一つにしぼるのは、私流の仁義です。なんのこっちゃ。

f0131641_22195262.jpgさてこちらは木鳩屋。ようやく出ましたクリスマス菓子のジンジャービスケットとミンスパイ。これでようやくクリスマスが迎えられる。

去年もおととしも作ったはずなのに、型はどれを使っていたかとか手順はどうだかとか1年もたつと記憶がかなり曖昧。1年過ぎるのが早い早いと思うけれど、1年は1年分毎年同じ分量で過ぎている。記憶の薄れ加減で納得する。
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by kobatoyakigashi | 2008-12-05 22:28 | 与太話 | Comments(2)

タフでなければ

f0131641_20331739.jpg休業あけと同時にクリスマスシーズンの到来。もう12月ですものね。それなのになかなかクリスマス菓子を並べられない菓子屋がここに。鋭意製作中です。店頭に出せるまであとしばし、しばしのご猶予を。

と言いつつもクリスマス菓子第一弾は、もう(というかようやく)店に並んでおります。楽しみにしてくださって、毎年注文してくださる方もいる、ドイツのイースト菓子・シュトレンです。シュトーレンというのが正しいのかどうなのかはドイツ人の知り合いにでも尋ねなければわからぬのですが、うちではシュトレンです。ふとんのような天板大のシュトレンをふたつ焼くだけで、へとへとになるくらい体力を要するお菓子です。がんばってこねていますので、おいしいはず。レーズン、サルタナ、カランツ、オレンジピール、アプリコット、いちじくなどのドライフルーツに加え、シナモン、ジンジャー、ナツメグ、クローブなどスパイスもさっくりと入っています。アーモンドもこっそり入っています。表面の粉砂糖がこれでもかというくらい分厚くかかっているにもかかわらず、甘さがくどくなくスパイスの香りとあいまっておいしいのです。ちょっと誉めすぎかしら。でもおいしいので、どうぞ食べてみてくださいね。
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by kobatoyakigashi | 2008-12-03 20:53 | 試作新作 | Comments(0)