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木鳩屋雑記

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クリスマスじたく

店の駐車場に着くやいなや、いつもの黒猫が車に向かってたたたっと寄ってきた。ドアを開けて車から降りるとじっとこちらを見上げる。この人は「クロさん、おはよう」と言うと「にゃー」と律儀に返事をする。でも「寒いね」とか会話を続けようとしても、それ以上の「にゃー」は絶対に言わない。見るだけ。気が向くと撫でさせもする。そうでないときはふいと避けてしまうか、猫パンチが出る。もしかして車の中に入ってしまうかなと思いながらそのまま開けておいたが、猫はふーんといった様子でちらと運転席を一瞥してすぐささっと車の下にもぐってしまった。雨が降り出したので、雨宿りしたかっただけなのかな。もし車に乗ってしまったら連行されると予測したかしら、とか考えながら店に向かう。もし乗っていたら、今日はそのまま営業せず帰宅していたかもなとも思ったので、やっぱり乗ってくれなくてよかった。人生は常に分岐点だな。

f0131641_23285933.jpg先日のお誕生日ケーキ。栗と洋梨のショートケーキです。珍しくクリームを絞った飾りに。クリスマスケーキの飾りを今年はどうするか…とごにょごにょ考えながら。クリームが苦手な私にとっては、できるだけクリームは少ないほうがありがたいので、なんとなく避ける絞り出し。でもやっぱり華やかなので、お祝いとかクリスマスとか、華やかな演出のためには必要かも。ここにも分岐点。

今日ようやく、クリスマス菓子のシュトレンを焼くことができた。ここ数日、そろそろ焼かねば焼かねばとじりじりしていたのだ。しばしの熟成期間を経て、お目見えする予定です。お楽しみに。やっぱり黒猫が車に乗らなかったのは、よかったのです。ちぇっ。
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by kobatoyakigashi | 2008-11-24 23:42 | 与太話 | Comments(0)

Atelier BUNYAN 新作ポーチ

f0131641_2111937.jpg木鳩家(コバトケ)次女の、
Atelier BUNYAN(アトリエ ブンヤン)による新作ポーチが届いています。キャメル、チョコレート、グレイの3色。

確かな技術の織や染からなる布と、軽く美しい革とを組み合わせることで、端正で奥ゆかしくも表情のあるバッグを製作する彼女。今回のポーチは珍しく表部分は全部革です。全部革だとちょっとハードな印象を与えそうですが、これはひと目見たとき「わ、かわいいね!」とつい声が出てしまったくらい柔らかでかわいいです。こういうシンプルですっきりしたポーチは意外と見つからない。自分用に一つ確保してしまおうか…と見るたびに思う。

右はオーブンミトン、左奥のは大きめのバッグです。どれも素敵。あわせてどうぞごらんくださいまし。
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by kobatoyakigashi | 2008-11-21 21:23 | 木鳩会 | Comments(2)

あんこめぐり

f0131641_22251942.jpg先日、ご来店のご婦人に「あなたのとこはこういうのないの?」と言われて示されたのが、この『備中・倉敷 あんこめぐり』というタイトルのついたパンフレットでした。「あんこでつなぐ、ふるさとの絆」というサブタイトルまでついています。賞品つきのスタンプラリー台紙になっていて、ちょこっと値引きしてもらえるクーポンがついています。まぁつまるところ饅頭(和菓子というとやや高尚すぎる気がする)を販売している店店(その数なんと42!すごい!)をつなげて提示し、観光ついでに饅頭を楽しんでもらおうという主旨のようです。どこで手に入るのだろうと謎でしたが、思いがけない店で手に入りました。

基本的には、最中とか団子とか餅とかたいやきといったおやつ系、ふだんの手土産につかうような気さくなタイプのものを集めているようです。そして都合のよいことに、今季の私はものすっごく餡子ものが食べたい口になっているのです。少し前までは、甘いもの全般に食べたくない感じだったというのに、最近は違う。餡子食いたい食わせろ!という状態。珍しいことです。ですので、このあんこめぐりスタンプラリーとやらにも、かなり心ひかれているのでありました。がつがつと餡子を食べつつスタンプを集めようと思います。

ちなみにこのパンフレットは、倉敷市周辺の駅やお饅頭屋さんなどで入手できます。
倉敷あんこめぐりホームページなんてのもあります。
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by kobatoyakigashi | 2008-11-20 22:51 | 与太話 | Comments(2)

着色装飾

f0131641_23141792.jpgひたひたとクリスマスの準備にかかっている今日この頃。オーナメントとして店内装飾などにも使えはすまいかという思いもあり、こんなクッキーを作ってみました。

プレーンのとココアの型抜きクッキーを焼き、アイシング(卵白と粉砂糖をねったもの)で模様をかいたり色をつけたりしたもの。レース模様などは白で細く細くしぼると繊細で綺麗です。しかし異様に肩と腰にひびきます。慣れない作業です。絵をかくのとは似て非なる技術が必要なよう。アイシングが空気にふれて、さっさと乾いてしまうので、その乾きのスピードになかなか手こずらされる。細かい模様になってくると目もちかちかしてくる。とかぶつぶつ言いながら、午後じゅうずっとこれにかかりきりでした。気づけば閉店時刻を過ぎていた。うまくいかないので余計にいつも使わない神経を使って集中してしまった。

アイシングを食紅などで着色して、色のバリエーションもいろいろ作ってクッキーに色をつけてゆくわけですが…これってイギリス菓子だわねぇと思いました。
私がイギリスでホームステイしていたお家には小さいお嬢さんがいて、誕生日にはお母さんがケーキを焼いたりしてたのです。そのケーキに、まさにこのようなカラフルなアイシングが全面に施されて、しかもお母さんは筆でイルカの絵なんてかいていました。色も青だとか緑だとか、お菓子の色としてはそれで本当にいいのか、といいたくなるような。でも、そこのお嬢さんたちはものすごく大喜びで、大事に大事に食べていたのであった。イギリス人はよくわからぬなぁとそのときしみじみ思ったのを覚えています。
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by kobatoyakigashi | 2008-11-18 23:38 | 試作新作 | Comments(0)

パトロール

運動不足解消のために、せっせと歩くようにしている今日この頃。開店前に近所の小山上にある神社やお寺にお参りしたり、隣町に配達に出るときも神社の小山を登って降りて、ほかほかしながら歩く。珈琲豆を買いに豆腐を買いにお茶を買いに銀行に両替に本屋に美観地区のギャラリーに、とにかく歩く。まぁいずれにしてもものの5分とかからない近所の買い物です。しかし自転車があるとついそればかり使ってしまうので、気をつけていないとどんどん衰えそう。ただでさえ車に乗ることが多いのに。
筋力と体力をつけること、腰痛がひどくならないように予防すること、そのためにちょこまか歩き始めたのですが、歩くようになると路地や歩いたことのない道を歩けたり猫の尾行などもできて、おもしろいことがある。この家からはよく民謡が聞こえる、あっちはピアノだ、今日はシチューかしら、こちらは焼きざかなですねとかそんなことも。必然的にご近所衆と顔を合わせることも増え(自転車だとさーっと通りすぎてしまうからね)、「おっパトロール?」と笑われる。猫のよう。

f0131641_21243488.jpg本日のお誕生日ケーキ。

洋梨と栗のショートケーキです。モカのマカロンをちょこんとあしらいました。そして炸裂するチョコ・アフロ。
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by kobatoyakigashi | 2008-11-15 21:54 | 店話 | Comments(2)

甘藷

f0131641_22365923.jpg思い立ち、さつまいもでスイートポテトなど作る。さつまいもを茹でてつぶしたものの中に、卵の黄身や砂糖や蜂蜜やバターや生クリームやシナモンやラム酒や、味見しながらいろいろぶっ込む。そして細長い俵型に成型して黄身をぬってオーブンで焼けばできあがり。洋風芋きんとん。

こんなものを作りたくなったのは、最近お菓子作りに燃えている様子の姪っ子(中2)の影響かもしれない。そういえばあの頃は私だってひとつひとつの作業にわくわくしながらお菓子を作っていたんじゃなかったっけと思ったのだった。アップルパイを皮から折って作るとかいうこと一つとっても、りんごを甘く煮るとかいうことだけでも、なんというかこうキラキラしたものがそこにはあったような。技術的に稚拙ということが何の問題にもならず、気にもならず、食べ物を作って食べてそのことに満足していたという頃があった。思えば遠くに来たものだ。

ところで実は、私はさつまいもやかぼちゃがどちらかというと苦手。喉につまる感じのせいかなぁ。じゃがいもと里芋は好きなんですけどね。あ、甘いのが駄目ってことか。
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by kobatoyakigashi | 2008-11-14 22:58 | 試作新作 | Comments(2)

冬じたく

f0131641_20442811.jpg道を歩いていてほんのりすずやかな香りがすると思ったら、銀木犀がほろりほろりと咲いています。柊のようなぎざぎざの固い葉の付け根あたりに白い小さな花々。地味ですが好きな木です。金木犀の季節が終わった後、そっと咲く花です。

さてさて、ようやくクリスマス菓子のちらしが完成しました。写真がそれです。店に置いておりますので、どうぞお持ちくださいませ。
クリスマス菓子は11月後半くらいから出せればと思います。
今年もシュトレンをばりばり焼きますよ。それにミンスパイもジンジャービスケットも!などと自分を奮い立たせておかなくては、クリスマスに太刀打ちできませんのでね。ドライフルーツもたっぷり漬け込まねば。することがいっぱい。忙しくなりそう。
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by kobatoyakigashi | 2008-11-12 21:05 | 店話 | Comments(0)

憧憬のウィーン菓子

f0131641_2234188.jpgチョコレート菓子の試作はつづく。今回はウィーン風チョコレートケーキ。
丸くチョコレートケーキを焼き、それを半分にスライスしてラズベリージャムを塗り、表面に生クリームを絞って仕上げます。

ちなみにウィーン風とは、①ヘーゼルナッツ、②ラズベリー、③エキゾチックなスパイス、という要素が取り合わせられるという認識でそう遠くないと思う。リンツァートルテなどがそうです。そしてこれはチョコレートケーキと称しながらチョコレートは一切使わずココアのみ。ゆえに食べてみると、ガトーショコラのような濃厚さとは違い意外にもあっさりした味です。表面に生クリームを飾ってこれと一緒に食べるくらいでちょうどよいぐらいと思います。生クリームが苦手な私にさえ。
そういえば昔々訪問したウィーンのカフェで食べたケーキは食べているうちに舌が麻痺してくるほど激甘な上にクリームがこってりだったような。コーヒーにもこってりホイップクリームをのせて飲んだような。ということはクリームの小山こそがウィーン風ということなのだろうかなどと悶々。

もちろん、あくまでこの菓子は「ウィーン風」なのであって、ウィーンで実際このようなチョコレートケーキが焼かれていたかどうかは定かではありません。アプフェルシュトゥルーデルやザッハトルテのように、ヘーゼルナッツもラズベリーもスパイスも使わない菓子もある。イメージというものでしょう。そしてそのとらえどころのないイメージに対してすら、底はかとないアコガレを抱かせてしまうのがウィーンであり、ウィーン菓子なのです。
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by kobatoyakigashi | 2008-11-10 22:33 | 試作新作 | Comments(0)

かりかりぽりぽり

f0131641_21183269.jpg冷蔵ケース横のレジ台に、出ました量り売り細長ビスコッティ2種。
左が去年も好評であった柚子と蜂蜜のビスコッティ、右は今年の新顔あんずとホワイトチョコレートのビスコッティ。

柚子×蜂蜜は冬にむけての滋味たっぷりビスコッティ。柑橘類の中でも「和」個性が強い柚子のかほりが爽やかでおいしい。

あんず×ホワイトチョコというのは、干しあんずとホワイトチョコを一緒にほおばるだけでもおいしい組み合わせだっけねと思い作りました。ミルキーで甘くやさしい味がします。

細長く焼くビスコッティは、かりぽりかりぽりといくらでも食べられます。一本食べて、あもう一つ、と思いながらそれがとまらない。ひそかに人気商品なのです。

f0131641_21313292.jpgそれと、今月のマカロンも登場しています。11月は去年に引き続き、モカのマカロン。カプチーノ色です。味はしかしエスプレッソを彷彿とさせる苦味ばしった大人っぽいもの。

11月はこのモカのマカロンと、10月からのラムレーズンが出ています。この組み合わせは去年を踏襲しているのですが、12ヶ月中唯一フレッシュな果物系が出ない月。
たまにはそんなこともございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
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by kobatoyakigashi | 2008-11-07 21:50 | 試作新作 | Comments(0)

カシスのショコラ

霜月。ということは来月は師走。ということはクリスマスというシーズンが間もなく到来するのですね。ひところより報道などやかましく言われなくなったのでもう解決しているかといえば決してそうではないバター事情。この爆弾をかかえつつのシーズン到来というのは、心が暗ーくなります。比較的、体調がよいのが救い。体調がよいと気のもちようもあるというもので、バター事情もなんとかくぐりぬけられるように思います。なんとかしなくっちゃなりません。

f0131641_2132229.jpgさて、新顔さんです。
ガトーショコラのバリエーションとして、カシスのショコラ。いつもは木苺のショコラで出しているガトーショコラ。

木苺のとくらべると、カシスの酸味と野性味が際立ったものになっています。それこそがカシスの魅力です。チョコレートとの相性も、ぐっと大人っぽい印象。

カシス+チョコレートの組み合わせで秀逸(と私が思っている)なのはチョコとケーキ生地を層状に重ねてつくる「オペラ」というチョコレートケーキ。あのような手の込んだ生菓子をきれいに作るにはまだまだまだまだ30年くらい修業不足なのですが、いつか作れたらなとも思います。チョコとカシス、おいしいのですよ。

秋が深まってもうまもなく冬、という頃から、チョコレートがどんどんおいしく感じられるようになります。というわけで、チョコレート菓子の試作や新作が目立つようになってまいりました。
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by kobatoyakigashi | 2008-11-06 21:58 | 試作新作 | Comments(2)