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木鳩屋雑記

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黄金のチョコレートケーキ

f0131641_20372621.jpg秋、深まる。
車など走らせていると、中央分離帯のケヤキがそろそろ色づき始めたのに気づきます。
そして今は樹木の剪定の時期でもあり、ぼんやり走っていると剪定作業の人々や車をよけるために立てられた「右によってください」「左によってください」といった道路看板に追いたてられるようにあたふたと車線を移動せねばなりません。歩道も中央分離帯も道には木がいっぱい植えられているのであった。

ちなみに美観地区周辺の倉敷川沿いは柳が植わっています。川沿いの柳というのは、私にとっては荒井由実の世界ですよ。こちらの剪定は夏頃だったか。だいぶ伸びました。

しかしなんといっても剪定時期にその樹下を歩くのが気持ちいいのはクスノキ。樟脳のあのすーはーするにおい。パラジクロロベンゼンなんかじゃない、爽快なあのにおい。

f0131641_20373945.jpgさて本日の試作はチョコレートケーキでした。照明によって色がずいぶん違ってみえますが左上も右のも同じものです。カット前カット後。

このチョコレートケーキはドール・オ・ショコラという大層な名前がついています。金のチョコレートケーキという意味です。ガトーショコラにあんずジャムを塗ってガナッシュをかけるという、ザッハトルテの手法。ただレシピには「金箔や金粉をかざる」とありましたので、直截にはそのあたりが金ということでしょう。
しかし黄金の名に恥じない、シンプルながら力強く芯のとおったチョコレートケーキといえるかもしれません。チョコのケーキが食べたいときに出されたら、「これだよ!」と言ってしまうかも。
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by kobatoyakigashi | 2008-10-29 21:00 | 試作新作 | Comments(0)

梨の大きなパイ

f0131641_21272131.jpg本日の試作はラ・フランスのパイです。バターと砂糖のカラメルをからめて火をとおしたラ・フランスをたっぷり中に詰め、パイ皮で蓋をして焼き上げます。

焼きたてのぬくぬくを食べてみたところ、梨のさっぱりした味とふんわりした香りがとてもよい感じ。スパイスたっぷりのりんごのパイもよいが、梨もよいな。

昨日といい今日といい、試作品を作るという気持ちが盛り上がっているときは、万難を排し万障くり合わせての試作にこぎつける気力がどこからともなく湧いて出る。「これはまちがいなくうまいはずだ!」という確信のもと、見えている頂上に向かってあせらず確実に作っていけばいいだけです。そういう頂上が見えた状態で作り始めることができる段階にいたるまでが、なかなか長いのですが。

倉敷の商店街は今、写真作品を大きくひきのばして布スクリーンに印刷しアーケードに展示するという「倉敷フォトミュラル」という催しを開催中です。アーケードの端から端まで、たくさん吊り下げられた作品を眺めながら歩くのはなかなか楽しい。歩いている人も、カメラを持った若い人が多いような気がします。私も閉店後、散歩がてら上を見上げながらぽとぽと歩いて回りました。
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by kobatoyakigashi | 2008-10-26 21:55 | 試作新作 | Comments(0)

ラフランスラフランス

先日のこと、スーパーマーケットにふらりと寄ったときにラ・フランスが山積みされていました。一個158円で。もうびっくりしてしまって、ラ・フランスといえば山形産高級果物進物専用という刷り込みがあるもので、まさか岡山でしかも近所で100円台なんかで気軽に手に入ると思っていなかったので、よろよろと吸い寄せられるように手に取り買いました。
私はラ・フランスが大好きなのです。

どうもそれはうちの姪(中2)もそうらしく、台所のかごにラ・フランスをいくつか入れて置いておいたのを見つけるなり、なしーなしーなしーなしーとうるさい。まだ追熟してないからおいしくないよと言うとものすごくがっかりしていた。その姪に言われたからというわけではありませんが、梨のパイを試作した今日。

f0131641_2125537.jpg右端のボウルがラ・フランスをカラメルでソテーしてキルシュでフランベしたもの。黒胡椒もぱらり。ついでにと思い、柿(左端)とキウイフルーツ(中央)も同様にフランベする。柿とキウイフルーツはそれぞれダークラムとホワイトラムを使用。

レシピに「カラメルをからめる」と書いてあった箇所で、ぷっと笑う。疲れているのだろうか。

f0131641_21262014.jpgフィロペイストリーという薄い春巻の皮のようなパイ皮に、バターを塗ってから果物をくるくる巻いてオーブンでしっかり焼き、切り分けますとこのように。アプフェル・シュトゥルーデルのような外観。バターをきっちり塗って焼いたフィロはパリパリハラハラで焼きたての食感がとても楽しい。

上から3つずつ、キウイフルーツ、ラ・フランス、柿となっています。よく見ると3色フィロパイ。
ラ・フランスのが一番おいしい。予想どおり。

アップルパイのラ・フランス版というのもやってみたいと思う。考えただけでも、すごくおいしそう。
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by kobatoyakigashi | 2008-10-25 21:50 | 店話 | Comments(0)

籾をかわかす

帰宅途中、窓を開けて走っているとどこからか「しゅううぅ…」とかすかな風のような音。
音の元を目で探すと、田んぼの横にある倉庫の窓から筒状の幌がにょきりと出て、風をすーすー出している。
そういえば収穫した籾は大きな大きなふるいのような乾燥機に広げて、しばらくの間乾燥させるんだったっけなと遠い記憶を手繰り寄せる。乾燥機に広げられた籾に手を突っ込んだときの手ざわりやにおいを思い出そうとしたがうまくいかなかった。
すくも(籾殻のことをこのあたりではそう呼ぶ)を小山にして煙突を突き立てたものに火をつけた中にさつまいもをぐいぐい埋め込んでおくと、ゆっくりゆっくり灰になっていくすくもの熱でものすごくおいしい焼き芋ができるんだったよなという食い意地の張った思い出は数限りない。今思い出してもあれはほんとうにうまかった。稲刈りの季節はおいしい思いをかなりしているのだった。なんて幸せなガキだ!
あちこちの田んぼで稲刈りの真っ最中。もう終わったところもまだ途中のところもある。刈り取った後の稲がなんともいえずよいにおい。いつもなんとなくハイジを思い出す。あちらはスイスなのだが心象風景的に、イナカというのはどこも似通ったにおいがあるような。お日様のにおいというものか。

f0131641_22223837.jpg本日のお祝いケーキ。
いちじくが収穫期なのでメインにはそれを使う。白いコポーをどっさり。

この週末は、倉敷は屏風祭りと秋祭りとその他もろもろのイベントが重なって、いったいここはどこ、というくらい人出がすごかった。お神輿や行列の装束やいろいろな魔界めいた人々が跋扈するのでますますここはどこという感じ。それも現代なんだか江戸時代なんだかいつなのか曖昧になってくる感じ。メイン会場である本町にくらべれば、少し離れている商店街はさほどでもないけれど、それでも人の出入りは切れ目なく一日続きました。秋は本当に催しが多い。

これが終わると、冬用菓子の準備をする時期にさしかかってくる。
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by kobatoyakigashi | 2008-10-19 22:43 | 店話 | Comments(0)

月とチョコレート

ここ2日ほど月が綺麗です。夜空がくっきり晴れているというのはもちろんありますが、月がちょうど見上げるのによい位置にのぼるのが帰宅時間と重なるゆえに、月見しながらの運転。峠を越すときにちょうど山の真上に月があったりなんかすると、まるで花札。いや花札がこの景色を絵柄にしているのだが。

f0131641_222025100.jpg本日のお誕生日ケーキ。

栗のクリームと白生クリームの2層重ね、間には洋梨をはさみます。洋梨と栗の相性はなかなかのものです。取り合わせからして秋らしくてよい。
表面はホワイトチョコレートとスイートチョコレートのアフロ。黒っぽい右側の物体は栗の渋皮煮。私はコポー(チョコを削ったもの)をついアフロと呼ぶのだが、アフロはやっぱりかわいいと思う。ついつい山もり削ってしまうチョコレート。

コポーも削り方によってタテロールみたいにぐるんぐるんなゴージャスになったり、ほそい繊細なくるくるになったり、いろいろ。そういえば夏場は気温の関係でコポーをきれいに削るのがすごく大変なのだが、そろそろよい時候だな。涼しくなって、チョコレートがおいしくなってきましたね。
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by kobatoyakigashi | 2008-10-16 22:37 | 店話 | Comments(0)

魔法の土鍋

土鍋を買いました。そこらへんの土鍋ではありませんよ。
なんと中蓋がついているのです。岡山市のギャラリー、アートガーデンで展示開催中の陶工房ゆうらぼさんの作品です。

f0131641_21284815.jpgこのように。

中蓋があることで圧力がかかりご飯がふっくらおいしく炊けるのだそうです。もともと「蓋もの」に私は滅法弱い。この土鍋も、この「中蓋」を見た時点ですでにかなり手に入れたい気になっている。だって蓋が二つもあるんですよ!


この大きさで2.5合くらいまでは炊けるそう。豆を煮るのにもよさそうだしおいしいご飯も食べたいし、迷っているうちに誰かに買われそうだし、えい!と勢いで購入してしまった。ものさしのような目盛り模様がセーターのようでかわいらしい。

使い始めのお手入れをしてのち、さっそく炊飯。炊き込みご飯なんかもやってみたいけれど、まずは白米からいってみましょう。直火なのですぐ炊けます。炊けてからもずいぶん長いことご飯がほかほかしています。しかも気のせいかいつもよりご飯粒が白くつやつやして見える。食べる。おいしい。なんだかいくらでも食べられる。やまらん。豆腐のお味噌汁と茄子の芥子漬けだけで、きっちり2膳いただきました。2膳も食べればそりゃ当然というものですが、おかずは味噌汁と漬物だけなのに食後の満足感がすごーく大きかったのには驚いた。

そんなわけで魔法の土鍋です。
「土鍋炊飯の会」にてご飯をせっせと炊いて食べようと思います。
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by kobatoyakigashi | 2008-10-07 21:57 | 店話 | Comments(2)

マロンかシャテーニュか

昨日のことです。
いつもなら夕方に卸業者さんから御用聞きの電話が入るはずなのに、かかってこなかった。閉店時間になろうという頃それに気づき、もしや電話が壊れた?と受話器を取るがザーというような音しかしない。電話機のコンセントやモジュラーを抜いたり差したりしてもザー。NTTから鞍替えしたのがまずかったかとか電話線が鳥か鼠にかじられたかとか晴天の落雷があったのかとかいろいろ妄想する。おかしいおかしいとうろうろしているうちに、はっと気づいたのだが電話機本体のモジュラーが抜けていたのだった。そういえばその日だか前日だかいつだかに足をひっかけてぶつっと音がしたようなしないような。足をひっかけるのがあまりに頻繁なので、そのときはまさかモジュラーが抜けるなんて気にもしていなかったのだった。

ということは、いつから店の電話は不通になっていたのだろう。注文も何も電話がかかってこないから、最近なんだか静かだなぁとは思っていたのだったが。
ああいうとき、かけた方は呼び出し音が鳴るのかな。それともツーツーのモールス信号なのかな。なんにしても、もしお電話くださった方がいらしたら、大変ご迷惑をおかけしたことになります。

f0131641_21475651.jpgさて、栗菓子第3弾。
こちらは毎年おなじみの渋皮栗のバターケーキ。

マカロン、タルト、と来てようやく真打のバターケーキです。
やっぱり一番落ち着くのはこういう素朴なバターケーキです。


f0131641_21481516.jpg店ではこのように。

一本売りとカット売りの両方があります。
栗の季節は短いので、どうぞお早めに。
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by kobatoyakigashi | 2008-10-05 21:55 | 試作新作 | Comments(0)

ラムレーズンのマカロン

f0131641_2301632.jpg10月のマカロンはこのふたつ。シックな色あわせになりました。
右は9月より引き続きの栗マカロン。
左が10月の人・ラムレーズンのマカロンです。薄紫色です。

ラムレーズンは去年も一瞬だけ出しましたが、あまりに一瞬だったのでほとんど認知されなかったのではないだろうか。

というわけで、今年はしっかりじっくりラムレーズンにお付き合いくださいまし。レーズンだけでなくカランツ(黒すぐり、小粒のレーズンのような感じ)も少し混ぜています。

岡山市内に出たついでがあったので、「百万円と苦虫女」を見てきました。そしてその翌日「グーグーだって猫である」を倉敷郊外のシネコンに見に行きました。久しぶりの映画館というのに連続してしまうのはもったいないような。しかしそんなこと言ってるうちに上映は終わってしまうのです。行かねば。そんなふうに詰めて出かけた映画館。映画はどちらもよかった。

特に「グーグー」は大島弓子原作(原案というべきか)という理由で、のめりこみがちに見てしまったような気がします。あぁぁ吉祥寺~井の頭公園~中央線~~と思いながら。吉祥寺界隈、一度だけ遊んだことがありますが、ミョーに楽しかったのは大島弓子マンガの刷り込みがあったからかしら。
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by kobatoyakigashi | 2008-10-02 23:28 | 試作新作 | Comments(2)