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木鳩屋雑記

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ココ小夏

絲山秋子さんの『豚キムチにジンクスはあるのか』を読みあった地元・児島の友人に「倉敷のスーパーにはイカスミソースがない」ともらしたところ、買ってきてくれました。曰く「児島のスーパーにはあったよ」とのこと。
イナカ度でいえば児島(瀬戸大橋のたもと、眼前が瀬戸内海)が断然まさっているのですが、思うに倉敷より児島の方が、海産物を日常的に食べる消費者が多いということではないかしら。しかしイカスミって海産物という分野なのか。

そういえば倉敷中心部のスーパーの鮮魚売り場はどこもどことなく魅力を欠く。児島だと小さい店でも心躍る魚介類が並んでいるものなぁ。しかも値段が全然違う。児島はたくさん入ってて新鮮で安いです。車でほんの2、30分離れただけなのに。あ、でも備前と備中だわね。どうでもいいか。

ちなみに上記の本は、ちょっと変わったレシピ本と言えなくもないおもしろい本。その巻頭に出現する「力(カに非ず、チカラと読んでください)パスタ」を作りたかった私は、ファルファッレ(リボンのようなパスタ)を買いにスーパーに行ったついでに「新発売!」と印刷されたマンゴー味のカルピス原液なども買ってしまうという血迷った買い物をしました。

f0131641_21131953.jpgここ数日は珍しくきびきびとお菓子を試作しています。

奥の壜入りのはココナツとキャラメルのビスコッティ。同じ日にキャラメルのシフォンケーキも焼きました。保存してあったキャラメルクリームを使わねばということで。今、冷蔵庫一掃のために保存食をせっせと消費中なのです。何しろ壜が場所をとるので困るのです。

手前は小夏のバターケーキ。アーモンドパウダーたっぷりでフィナンシェのようなケーキ。小夏の風味がよいですよ。すっきり爽やか。

小夏のケーキは店売りもしています。
が、もう小夏のシロップ煮がこれでおしまいなので、小夏ケーキもこれでおしまいです。お早めにどうぞ。

f0131641_21185231.jpgこちらは小夏パン。試作品です。

以前に差し入れで頂いたオレンジスライスののっかったパンがかわいくておいしかったので、真似てみました。
でも何かが違う気がする。オレンジが小夏になったというだけの違いではない気がする。記憶とはかくも曖昧なものなのか。

たいていいつも、バターを生地に混ぜない堀井和子さんのレシピでパンを作っていると、たまにバターを入れたときのふくらみの良さに驚きます。冷めてもやわらかいし。ほんの大さじ1ぱいほどなのに。
それでもやっぱりバターの入らないハード生地で角食を成功させることができればなぁと夢をみておるのです。
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by kobatoyakigashi | 2008-06-28 21:44 | 試作新作 | Comments(0)

おかしやさん

バターバターとお題目のように唱えていた時期が嘘のように、今月はバター在庫がまだ余裕です。先日冷蔵庫をチェックしたとき「こんなにある」と驚いてしまった。これだからオフシーズンは。問題は、また秋になって菓子シーズンが到来したときのこと。こればっかりは案じても仕方ないけれど。

f0131641_20355218.jpgそんなわけで、ロールケーキは出せるまでの状態になりました。(スポンジケーキに使うバターすらぎりぎりまで節約していたのですから、おそろしいことです。)去年も巻いた、びわと梅のロールケーキです。

枇杷は先日のシロップ煮を使い、梅はジャムにしたものを隠し味に置いています。
梅のきゅーっとした酸味が枇杷の穏やかな甘さを引き立てるのです。

このロールは不定期に店売りいたします。
見かけたときがお買いどき(そんなのばっかりじゃがな)、どうぞよろしくお願いいたします。

f0131641_20363791.jpgこちらは本日の試作、さつまいものバターケーキです。まったく季節無視の試作ですみませぬ。

恵比寿「歩粉」のレシピを参考にしました。そういえばこのケーキを作りたいと思ってこの本を買ったんだった、ということを思い出したのです。

バターと砂糖でソテーしたさつまいもを混ぜて焼きこんだ素直で素朴なバターケーキ。これにはきっとすった生姜を少し混ぜて焼くと合うんじゃないかな、などと思いながら試食しました。
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by kobatoyakigashi | 2008-06-24 20:58 | 試作新作 | Comments(0)

実在の人物

f0131641_21515599.jpg本日の美術部。我ながらいったいいつまで続ける気なのか、といつも思うことだが今日も彫りながらしみじみ思った。でも彫ってしまうのだから仕方ないか。

修験道の祖、役小角(えんのおづぬ)。
役行者と呼ばれることの多い彼は、奈良時代の実在人物ということになっています。生没年不詳で伝説も多い謎の人物。
それなのになぜこんなにメジャーな名前なのか?変なの…。とずっと思っていた私。

しかしながら修験道というのは、私もつい最近まで無知だったのですが、日本の民間信仰に深くかかわりのある、身近ともいっていい存在のようです。日本に存在する宗教は神道と仏教だけではなく、それ以外のものもどうやら複雑に入り組みあっているらしい。

そしてこのハンコも、厩戸とおなじく100均の5分の1の2個目です。インクもそう。
2個目になると、少し彫りにくさにも慣れてきました。でもこう言っては身も蓋も無いのですが、慣れていないくらいのほうが、いいモノになることが多いです。「慣れ」を超えていいものを完成させるのは、そうなるべきが本来の仕事なのでしょうが、なかなかむつかしい。
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by kobatoyakigashi | 2008-06-22 22:40 | 与太話 | Comments(2)

枇杷と桜桃の季節

梅雨時期の冷蔵ケースというものは、空調をドライにしても冷房にしてもどうもならんくらい曇ります。気がついたらせっせと拭っておるのですが、お天気がいまいちだとあまり来客もなくついぼんやりしてしまう時間が多いので、あまりマメではないかもしれない。
「ガラスなんて曇りたきゃ曇るがいいさ!」といいたくなるくらい暇なのです。

f0131641_20562539.jpgさて先日のお誕生日ケーキ。チョコクリーム+バナナのスポンジケーキです。
上はチョコレートの細かいコポー(削ったやつ)とさくらんぼ、側面はアーモンド。

コポーを盛りながら、「まるでアフロのようだ」と思う。女の子のアフロ。かわいいじゃないですか。

f0131641_20564661.jpgこちらは、家で収穫した枇杷のシロップ煮です。

去年作っておいしかったのと、今年は枇杷が生り年らしくてんこもりに収穫中で食べても食べても追いつかない…というくらいあるので。
おしりをそいで半割りにし、種とわたをとって、砂糖と水とレモンを絞って煮る。皮がやわらかくなったらできあがり。
皮ごと食べるおいしいコンポートです。
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by kobatoyakigashi | 2008-06-21 21:15 | 店話 | Comments(2)

100円均一材

先日のこと、ふと100円均一店に足を踏み入れたとき、なんとなくスタンプ台を探してみたところ、オレンジやピンクがあったので珍しく思い、ついでにドデカ消しゴム2個入りと、普通サイズ5個入りの消しゴムとあわせて購入してしまった。
いつも「はんけしくん」を彫ることに慣れているので、100均の消しゴムとどう違うのかなぁと思ったのだった。

そういう経緯があって、100均消しゴム(通常サイズ)5分の1の1個目がこれ。
元興寺の聖徳太子像。これは「孝養像」で太子16歳のとき。手には香炉を持っています。
なぜ「孝養」かというと、父・用明天皇が病に臥せっていたとき、太子が7日7夜香炉を持って参じたとか。

f0131641_2027734.jpgスタンプ台も100均のオレンジ色なので、つまりこの厩戸クンは材料費わずか120円なのだった。
聖徳太子といえば旧札とはいえ5千円と1万円ですよ。なんだか申し訳ない…。

それにこの頃の厩戸クンといえば、どうしても「日出処の天子」。
そういう意味でもなんだか申し訳ない。ファンなんですよ。これを彫りながら、また読みたくなってきた。

それで彫ってみて、100均の消しゴムのかたさが身にしみた。しかも粒子が粗いのか、本当にきちっと刃を入れないと、ぼろっともげそうになる。細い線もだけれど、少し広めの面積をけずるのがちょっとたいへん。
はんけしくんは、彫りやすいようにできてるんだなぁと実感しましたです。

f0131641_2039101.jpgおまけ。
はんけしくんの端っこでささっとほった「螺髪」。
高知の牧野博士植物園に「のじぎく」のはんこがあったっけなと連想するようなうずまき。

追記すると、このピンクも100均のです。入れ物やパッドなんかはぺこぺこなんだけど、色はまずまず。
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by kobatoyakigashi | 2008-06-19 20:54 | 与太話 | Comments(0)

やあ!

f0131641_2152874.jpg本日の仏像判子は、誕生仏です。赤ちゃんのお釈迦様。消しゴムの端っこで小さく彫りました。これは東大寺のものを資料にしましたが、あちこちにあると思う。

お釈迦様の誕生を祝う花祭り(4月8日ごろだったと記憶)には、この小さな誕生仏に甘茶をひしゃくでかけてお祝いするという行事が、京都あたりでは今でもあるのではと思います。
その昔、ちょうどその日に産寧坂付近を歩いていたとき遭遇し、かけた思い出がありますので。ほんのり甘い甘茶は、お振る舞いもしてくれたんだったような。

生まれてすぐ歩き(何歩だったということも伝説として明確な数字が→※7歩でした)、天地をさしたポーズで(これを獅子吼というそう)「天上天下唯我独尊」とのたまったとか。超人なりお釈迦様。そうつまりこのポーズは、挨拶をしているわけではないのでございます。
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by kobatoyakigashi | 2008-06-16 22:09 | 与太話 | Comments(0)

6月の雨の夜

パンを焼きました。ひさしぶりに。
雪辱ばかりが重なってゆく、夢の角食パン。今回は生地も多目だし発酵の感じもよいし、焼いている間に蓋が持ち上がるくらいふくらんじゃうかも!というくらい順調だったのです。
焼くまでは。
あぁそれなのに、わくわくしながら焼きあがったパンを型から出すと、全然釜のびしてないではありませんか。おかしい、こんなはずでは…。

f0131641_21154355.jpgf0131641_2116235.jpg
型から出すと山食。そして断面もやっぱり山食。
てっぺんが焦げているのは、型(の天井)に接していたからです。

f0131641_21533078.jpgそれはそれとして、本日の仏像はんこがこちら。
興福寺仏頭。
消しゴム判子彫りに慣れてきたためか、最近どうも技巧に走り細い線ばかりを追い求めがちなので、気分転換にと仏頭をひとつ。

もとは山田寺の薬師如来の頭部とか。
白鳳時代の仏像らしくすがすがしく若々しいイメージで、色はペールブルーです。うぅむ、見えない。
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by kobatoyakigashi | 2008-06-15 22:05 | 与太話 | Comments(0)

魔法がかかるような瞬間

「ザ・マジックアワー」を見てきました。映画館で映画を見るのはどれくらいぶり??というくらい久しぶり。一番最近見た映画が「岡山の娘」というローカルでアングラな自主制作映画だったので、その正反対に位置するようなエンタテイメントなマス映画ですねぇー。

さてその「ザ・マジックアワー」ですが、思いもかけないシーンでぐっときてしまい泣かされてしまいました…。小日向さんにやられた!という感じ。なぜあんな場面で?と今思い返してもやっぱりうるっとくるのです。しかも二回も。二回とも小日向さん。
もちろん全編コメディなのですが。佐藤浩一さんの演技がすばらしいのは言うまでもない。

この映画を見て以来、夕方になると「今日はマジックアワーは来るかなぁ」と心待ちにしてしまっている。気持ちがやわらかく前向きに、なんだか元気になりました。

f0131641_21225287.jpg本日より登場、今年もしょうがのケーキが出る季節になりました。

少ーしぴりっとした風味のある爽やかなバターケーキです。
このようにカット売りもあります。
どうぞよろしく。

f0131641_21232085.jpgこちらは今月のマカロン二種。

左が5月より引き続き青りんご、右が6月のマカロン、ブルーベリーです。去年も出していた再登場の方。でも去年とクリームを少し変えたので、今年のほうがおいしいはず。

キミドリとムラサキという、寒色どうしの組み合わせになっております。涼やか。
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by kobatoyakigashi | 2008-06-13 21:25 | 試作新作 | Comments(0)

再会を果たす

中国地方もようやく梅雨入りしたとのこと。
そうかと思えばひろがる晴れ間、上昇する気温。ここ二日ほどは暑い模様です。
紫陽花がほろほろ咲き、枇杷の実が色づいてきました。
うちの枇杷はまだまだ収穫には早そうですが。間引きも袋かけもしない放ったらかしなので、なかなか。

f0131641_22582192.jpg岡山県立美術館にて開催中の特別展「柚木沙弥郎 わきあがる色と形」を見に行きました。
つい先日大山崎くんだりまで見に出かけたものですが、今回は作品数がどっさりでかなりの見ごたえ。手がけた絵本の原画などもあり、じっくり見ているうちにずいぶん時間がたっていました。
大胆にして繊細。濃いも薄いも、どの色も綺麗。

「虫の神様」なんていう素敵なインスタレーションのお迎えを受けて展示室に入ります(そしてお見送りはトコちゃん!)。型染めはむろんのこと、布のコラージュやガラス絵、カーボランダム版画など珍しいものもある。
型染のライン処理などは、ものすごーく勉強になります。デザインを考える上で。ほほう、そのように切る方法もあるのか…と感心しながら見る。

とはいえ作品を目の前にしては、ただ全身で受けとめるのみ。ちょこざいなことを考える必要はないのでした。
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by kobatoyakigashi | 2008-06-12 23:25 | 与太話 | Comments(0)

風をとおす

夕方、閉店後髪を切りに近所の美容院まで自転車をこぐ。
そういえば開店してからというもの、ずっと野放しで伸ばしっぱなしにしていたので(短くすると定期的に手入れが必要→月曜定休だとか営業時間の折り合いがつきにくいがゆえに不可能…と思っていた)、ひさしぶりに短くしたことになります。
気分転換になるし、夏も近いことですし。
頭が重い感じになることの多いこの季節、風をとおさねばカビてしまいます。

f0131641_02935.jpg本日の手慣らしビスコッティ。

影のように黒い右側は二度目のドライフルーツ+ナッツ+チョコバーのビスコッティ版。特に目新しい組み合わせではないけれど、やっぱりおいしい。
左は抹茶とホワイトチョコとアーモンドのビスコッティ。抹茶もホワイトチョコもデッドストックものなので、言ってしまえば残り物ビスコッティじゃな。

そういえば私は抹茶のお菓子を作らないな。フィナンシェくらいだ。
コーヒーやチョコは使うが抹茶や紅茶は使わないとか、そういうのはもう好みとしかいいようのない方向性であって、そういうのを求められるととても返事をしにくい。
そういう意味じゃマカロンだって、いまだに迷い道だものな。
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by kobatoyakigashi | 2008-06-10 22:22 | 試作新作 | Comments(0)