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木鳩屋雑記

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フラッシュダンス

連休の営業は?というお問い合わせをちらほら頂いております。
4月は28日(月)・30日(水)をお休み、5月は6日(火)まで休まず営業します・・・とはっきり言い切りたいのは山々ですが、うぅむ。仕入情況が読めませぬ。
すべてはバター次第。今のままだと、連休分全部にはちょっと心もとないのです。
やりくりすればなんとかなるか。いや難しいな。そういう感じ。
でもひとまずは、この線で営業の予定です。よろしくお願いいたします。

バターが無い無いって言うけど、あるところにはあるに決まっているのだからして、それをなんとかこっちに持って来てもらえないものかと、あの手この手で奮闘中。けっこう疲れます。
「発端はバターだった。」で始まる、近未来日本食糧危機サスペンス小説の構想を練ったりできるくらいの余裕はありますけれど。

f0131641_21555461.jpg最近の新作。
クレーム・ブリュレです。中にルバーブと洋梨が入っています。
とろーりおいしいプリン。
表面はご注文いただいてからバーナーでキャラメリゼします。4時間くらいはお砂糖のぱりっとした食感が楽しめます。それ以上たつと溶けてきますので、ぜひお早めに。

この「表面のキャラメリゼ」に使うバーナーの扱い、最初はおっかなびっくりで怖かったなぁ。
カセットボンベの栓をきゅっと開けて「しゅー」という音を聞いてから着火するという手順で炎が「ぼぼぼー」と出るしくみ。このときのこの「しゅー」が怖いんですったら。
試作のとき居合わせたAtelierBUNYANと二人で、「しゅーって言うよ!」「ガス出てるよ!」「こわいよ!」「なんか冷や汗出てきた!」と阿鼻叫喚でした。
慣れてくると、自分が溶接工になった気分。デモンストレーションとしてもおもしろいですね。


f0131641_22154699.jpgまだまだ製作中の仏像消しゴム判子。

平等院の雲中供養菩薩。
「ロイヤルブルー」とスタンプ台に書いてありました。

雲にのるお方。もうものすっごいきれいな写真を見て、これだっ!と彫り始める。
京都に行きたいなぁ。本物をちゃんと見たい。
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by kobatoyakigashi | 2008-04-27 22:22 | 試作新作 | Comments(2)

俺は菓子屋

f0131641_22373313.jpg珍しく続いている情熱にまかせ、仏像消しゴム判子4作目です。
秋篠寺伎芸天。丸顔のややむっちりしたお方。
優美なイメージがあります。

消しゴム判子は何を彫っても、いつもわりにすぐ彫り足りるのだが。
なぜか仏像はまだ飽きていないなぁ。
これから彫りたいのがもういくつか決まっているのです。
わくわくです。何体彫れるでしょうか。


f0131641_2250498.jpgそして最近ようやく編み上げることのできたかご。配達に使えるような大きいかごを作りたかった(いつまでも特大タッパーではちょっとねぇ)。いつから編んでいたか覚えていないくらい時間がかかってしまった。でもやはり大きいものはよいですね。

そう、これはすごく大きいのですよー。
容量でいうとスーパーの買い物かごくらいと思う。
スーパーで買い物して、レジで「これに入れてください」と頼むと、レジ係の方がこれにずんずん入れてくれる。自分で入れなくていいし、スーパーの袋をもらわなくていいし、いろいろいいことがある。ただこのかご自体がかさばるので、スーパーのかごとこれを持って陳列棚をまわるのは場所を取って、ちょっとたいへん。
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by kobatoyakigashi | 2008-04-22 23:06 | 課外活動話 | Comments(0)

三寒四温

19日(土)、勝手ながら臨時休業します。
どうぞよろしくお願いいたします。


続・美術部ネタ。
f0131641_20555121.jpgおそれおおくも仏様3体目。興福寺阿修羅像ちゃん。
きりっとしまった口元、ぱっちり見開いたまなこ。

実物を初めて見たとき、「わっこの子ちっちぇー!」と思ったのを忘れられません。(同時に興福寺仏頭を見て、「でかいんじゃな!」と思った。)
華奢な阿修羅ちゃん、本物はもっとけなげな雰囲気です。

私の中で阿修羅はやっぱり萩尾望都さんの阿修羅王。となれば帝釈天もほるべきか?
『百億の昼と千億の夜』また読もう。

f0131641_2056617.jpg右は消しゴム版と試し刷り。

色をいろいろ試さずに、一体につき一色と決めて刷ることにしました。
飛天はシアン、半跏思惟はシナモン、そして阿修羅はせんざいみどり。

こうして並べると、阿修羅一番ちっちゃいな。よしよし。
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by kobatoyakigashi | 2008-04-18 21:13 | 課外活動話 | Comments(0)

木鳩屋美術部再始動

朝から夕方までずっと雨ふりの一日でした。
こういう日は終日どひまなことが分かっているので、ゆっくりおいしい紅茶でも飲みながら、好きな音楽をかけて、しずか~にこつこつ消しゴム判子彫り。これですよこれ。

f0131641_2050177.jpg薬師寺東塔水煙の飛天。
少し前からなんとなく、ほとけさまを彫りたいような気が起こってきていて、それもできるだけいろいろな種類のを、というわけで手始めに飛天です。

飛天といえば高校のときの現代国語。福永武彦だったか。思い起こせばあれ以来、飛天がずっと好きでした(告白じゃがな!)。それも花を投げる人でなく、笛を奏するこのお方。
久々にカッターを持つ手もふるえるというものです。

f0131641_20503898.jpg仏像消しゴム判子二つめは、中宮寺半跏思惟像。
この人とは日本史の図録で逢った。

ちょっと硬質な印象を与える仏像なんだけれど、それがとても魅力。私が彫ると、その硬質さは失せてしまうんですが。

お花の上に片足をちょいとのせて、思案なさる弥勒菩薩さまです。
できるだけ小さく彫りたいと思いながら彫る。これはまずまずの小ささになりました。仏像彫りは楽し。
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by kobatoyakigashi | 2008-04-17 21:49 | 課外活動話 | Comments(2)

オーガニックというハードルの高さ

よく降りました。桜も二度目の雨です。そろそろ花筏という頃になりました。

話は変わりますが、師らしい師をもたない私の菓子道は、ほとんど書籍頼みです。これが仕事でなく単なる遊び、趣味の世界だった頃は、レシピ本を買うことは「無駄遣い」のような後ろめたさがあり、一冊買うのにも厳選に厳選をかさね逡巡し時間をかけようやく、といった慎重な買い物でした。
それが仕事になると、少しでも、一つでも、その中に気になるレシピが掲載されているものはすぐに手に入れておくということができるようになりました。レシピ本は物によってかなり高価なものもあります。しかし勉強すなわち研究費という経費。なんと贅沢なことでしょう。好きなことを仕事にできるっていい・・・と思うのはこんなとき。
型や道具類なんかも、ぽんぽん買える(というかむしろ買っておくべき)ってとこも。
このへんは、のびのびすることを自分に許しているもしくは課していると言ってもよいかも。

そんな言い訳をしながら買った最近のレシピ本より、試作です。

f0131641_2283368.jpg『もっちりシフォン さっくりクッキー どっしりケーキ』なかしましほ著、より。
これはオーガニック素材を全面に扱ったお菓子の本です。

バターを使った試作を思うようにできないもどかしさを感じている今日この頃の私にはうってつけで、油脂はもっぱら菜種油を使用、砂糖はてんさい糖、ナッツやメープルシロップなどをふんだんに使った滋養のあるお菓子を紹介した本。
さっそく近所の自然食品店で菜種油などを購入し焼いてみました。左がチョコチップクッキー、右がメイプルビスケット。いずれも卵・バター・砂糖不使用です。
噛み締めるほどに、しみじみとした味わいのするところが魅力です。蛇足ながらこれらは試作ですので、店売りはいたしません。悪しからず。

オーガニックのお菓子に、そろそろ本気で取り組む時期が近いのだろうかなぁ。バターが品不足というこの情況を、見ようによっては転機と思わないでもないけれど。
まだまだ気持ちのハードルは高いです。
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by kobatoyakigashi | 2008-04-10 23:34 | 試作新作 | Comments(0)

小さな声

店は開けず、おこもりして裏でひたすら作る一日。作家でいうカンヅメさながらの状態で、せっせと予定分を順に作ってゆきます。店を閉めた状態での作業というのは、前にも書きましたがものすごく集中できて作業の精度は上がるし、すがすがしくもあるのです。
しかし!
今日は注意力散漫だったとしか思えないミスの連発。マカロン生地を次々と失敗し、洋梨の缶詰をぶっ倒し(しかも封を切っていた)、「おかしい、なんかこの生地いつもより少ない気が…」(材料入れ忘れとるがな!と後で気づく)、しかも計量ミスまで!?

バカヤロー!何年やってんだ役立たず!おまえなんてクビだ!!
…と雇用主なら叫びたいところでしたが、雇用主とおいまわしを同時進行でやってる私は一人心の中で葛藤するのでありました。煮つまっとるんかいなぁ。

f0131641_21374661.jpgちょっと外の空気でも吸わねばいかん、と気分転換に自転車こいで大原美術館へ行きました。自転車をこぐほどの距離でもないのですが、ついこいでしまう。
かねてより見たかった写真展がありましたので。

「大切なことは小さな声で語られる」という題名、村上春樹の何かで読んだような…いやあれは「死は生の中にある」だったっけ…と思い出しながら見てまわる。てっきり一つの会場に作品をまとめて展示してあると思っていましたが、本館(西洋人の西洋画)・分館(日本人の西洋画)の数箇所に分散して、絵画の隣などに混ざっての意表をつく展示でした。
クールベの隣に突然ネス湖があったときはびっくりした。しかも違和感がなかったので、そのことにも驚きました。あれ?絵?写真?絵?という感じ。でも額のせいかもしれない。

小学生の集合写真、みんないい顔。撮影時に写真家が小学生たちに何を言ったかあるいはしたのか、いろいろ想像をめぐらしました。ハットリ君みたいなことをしている子もいた。「ニンニン」って。一人だけじゃなく。


小野 博
-大切なことは小さな声で語られる-
20日(日)まで

倉敷市中央1-1-15
大原美術館 本館および分館
9:00~5:00  月曜休館
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by kobatoyakigashi | 2008-04-09 22:35 | 与太話 | Comments(0)

青林檎さん

昨日の今日でアレですが、マカロンの新作です。
しばらく前から作りたくてうずうずしていた、青りんご風味のクリームをはさんだマカロン。
ちゃんとりんごの味がするかしらん、と心配しつつバタークリームを味見。カルヴァドス(りんごのブランデー)を混ぜて再び味見。うしゃ!うまい!

f0131641_2141587.jpgそれがこれです。
青りんごにふさわしくミドリ色。もうちょっとキミドリでもいいようだなぁ。

できあがったときちょうど、本町・あきさ亭のMさんがいらしていたので、強引に食べてもらい「あ、りんごの味がするね。いつものよりちょっと甘い…?」という感想を頂戴する。ふむふむ。
最近のマカロンは、木苺やカシスといった酸味の強いものが続きましたしね。(あんずはちょっと甘めです)

素材として「青りんご」という響きがなんともいえず魅力的、と思う。
おそらく本格的に出していくのは5月からと思いますが、この土日にひとまず試験的に店売りいたします。見かけましたら、どうぞよろしくお願いいたします。
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by kobatoyakigashi | 2008-04-04 21:54 | 試作新作 | Comments(0)

新旧とりまぜ

営業時間などを変更したために、ショップカードやメニューの訂正に時間をついやす。
店のカード裏には簡単な駅からの地図が印刷してあるのですが、地図中の「天満屋」(女子マラソンでちょっとだけ知名度があがった岡山地元デパートです)が駅ビルに移転しちゃったんだよなぁーと思いながらこちらはあえて訂正せず。「天満屋」のおしりに「(旧)」と書き加えてみたりして、でもいらんか…と思いなおし。
駅前の道路も、「旧2号」(国道2号線だったという過去があります)の方が通りがよかったりしますしね。在庫分のカードはしばらくこのままにしておこう。

f0131641_21244682.jpg今月のマカロンはこちらの2色。

3月に引き続きカシスと、4月登場はあんずです。
あんずは去年も出しましたリバイバル。
どうぞよろしくお願いいたします。

マカロン以外では、苺のスコーン・苺ショートケーキ・苺ロールと苺が出張っております。
それと苺ではありませんが、クレーム・ブリュレなぞもお目見え中。箱詰めの際に表面をキャラメリゼいたします。
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by kobatoyakigashi | 2008-04-03 21:50 | 店話 | Comments(0)