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木鳩屋雑記

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クマガイモリカズ

第四火曜はお休みをいただきました。
先週の慌しさから態勢を一度立て直すための休業でもあります。
週一日の休みだとちょっと休めなかったなぁということが多いので、月に一度は連休をどこかに入れたほうが体調にも良いようなのです。

でもおもしろいことに、連休にして2日目の午後過ぎくらいには、「そろそろ作りたいな」と思い始めてきます。これはきっと土曜日が半日休みだった学生時代の名残りではないかしらん。一日半程度休めば、まぁほぼ8割がた充電できるという習性がしみついているのかもなどと思ったりします。年齢がばれますねー。

今日はご招待券を頂いていたので、成羽町まで足をのばし成羽町美術館へ。

f0131641_22261154.jpg熊谷守一展です。没後30年記念の回顧展。
油彩画、そして日本画と書も。

マットで鮮明な、力のある、それはそれはうつくしい色彩。「これしかないだろう」という色と形にもう心つかまれる思いです。

こういうふうに初期から晩年にかけて、時系列に作品を並べられているのを順に眺めていくと、最初はあまたある線の中から、画家がどの線に気づき選択してゆくのかの過程がはっきり見えて、そのドラマチックさにどきどきします。
それに、年数を経るにつれ自由自在になってゆく感じ。年をとるっていいな~とも思いました。

図録の装丁がとてもよくて、モリカズグッズもよくて、見境無くいっぱいお買い物してしまった…。彼と彼の絵を見るとファンになってしまう。そんな罪深い方です。
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by kobatoyakigashi | 2007-11-27 22:52 | 与太話 | Comments(0)

ひと段落

先週は何だったのだろうというくらい、いろんなことがぎゅーぎゅー詰めであっという間に過ぎてしまいました。それでもなんとかご予約分を無事に全部お引渡しできて、あぁよかった。
大きな仕事がひと段落したので、日曜日は一日のんびりクリスマス準備に費やしました。
これでなんとか、12月からの季節菓子を出せるめどが立ちそうです。
どうぞお楽しみに。

f0131641_1964130.jpg先日のお誕生日ケーキ。
中身はキウイフルーツ、バナナ、レッドグローブ。

苺がそろそろ季節のはずなのですが、今年は石油高騰が原因でハウス栽培の作物全般も値上がりしています。出回ってくれればいいのですが。
ちょっと心配しています。

f0131641_199118.jpg先日の結婚パーティー用お配り菓子。

木苺クリームのピンクマカロンと、ガナッシュをはさんだ茶色のマカロン。
えんじのラフィアできゅっとひと結び。
シックな装いになりました。この色あわせは我ながら気に入っているのでした。
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by kobatoyakigashi | 2007-11-26 19:25 | 与太話 | Comments(0)

クリスマスに向けて

先日、早くもクリスマスケーキのご注文を頂きました。ありがたいことです。ありがとうございます!
しかしそのときはクリスマス菓子のチラシも何もできていない状態。たぶんこんな感じで、こんなケーキになって…としどろもどろ。これではいけないと気を取り直し、昨夜からチラシ製作に励んでおりました。さきほどようやく完成。これでよし!です。ふう。

私はwordでレイアウトや何やかやを全部作ってしまうのですが、写真多用のためかよく「応答なし」だの「販売元に連絡します」だの、脆弱さを露呈されてしまいます。そのたびにパソコンのやつに小休止されてしまうので、待ち時間の長いことといったら。
私の使い方に、ソフトとしても不満があるのでしょうねぇ。思い余ったらしいイルカがぴゅんぴゅん出て来ますしねぇ。出てこない設定にしてあるはずなのに…。

それでもなんとかできましたので、只今印刷中。
明日から店で配り始めます。どうぞよろしくお願いいたします。

さーてドライフルーツの準備をしておかねば。
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by kobatoyakigashi | 2007-11-20 23:32 | 店話 | Comments(0)

カヌレはどこへ

展示会からこっち、店内外装飾が「乙女ね」と言われるくらいかわいらしいことになっています。
展示会で飾ったマカロンや何やかやを捨てるのも惜しくて、ついあちこちにぶらさげたり飾ったりしているだけなのですが。外の看板にフェルトのマカロン(これは四女作)、窓際に7色のマカロン、そして店内にもマカロン・マカロン・マカロン。
しかも厨房のみかん箱にも実はこっそり余ったマカロンつなぎは保存されているのです。
いくらかわいいからといって、全部飾るわけにもいかないのでねぇ。

それにしても全体的に、パステルに彩られたお菓子装飾のお菓子屋さんという、夢夢しい方向へつき進んでいるのがなんとも。店主の私が一番そぐわない気がする。
ま、いいか…。クリスマスも来るしなぁ。

f0131641_22352076.jpg 外の看板がこのように。
窓際のマカロン(暖色系)も見えます。

背後のオリーブが保護色になってしまって見えにくいのですが、看板と一緒にフェルトのマカロンが2連ぶらさがっています。
これを見て「ここ、マカロンがあるんですか!?」と入って来られる方も多い。
実はこの中にカヌレも。よーく目をこらして見ると…
f0131641_22354163.jpgこれくらい近寄ると明瞭。
真ん中でぶら下がっているのがフェルトのカヌレです。言わずもがなの四女作。

色といい大きさといい、控えめですごく目立たないとこが気に入っています。
カヌレの出る土日だけ、そしてカヌレが焼きあがってから売り切れるまで吊り下げる予定です。土日でもこれがぶら下がっていないときは「カヌレはありません」ということになります。
そんなことまできっと誰も見ないと思うので、あえてここに明記。
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by kobatoyakigashi | 2007-11-17 22:58 | 店話 | Comments(0)

クリスマスは遠く

寒さが身にしみる季節になりました。
厨房でオーブンを働かせている間はぽかぽかしている店内ですが、焼成が終わってしまうとすーっと室温が下がるのがわかります。バターもなんだか柔らかくなりにくいし、生地もまとまりづらいし、冬なのよねぇ…と心は暗い。
そろそろ暖房器具を出さなくては。

今日クリスマスの試作を仕上げてみたところ、どうもいまいちなのでボツにする。そろそろ来週のご予約分の仕込みに入らねばならないので、試作がまた後回しになりそうで青ざめるが、仕事の優先順位はどうしようもないのでした。来週はご予約がちょいとばかりたてこんでいます、ありがたいことに。
あぁでも明日時間があればできるかしらん。
こういうとき決まって、双子の妹かドッペルゲンガーでもいれば…という妄想を抱いてしまいますね。ひとりで全ての作業をするということは、できることとできないことを常に振り分け切捨てながらやっていくということだと、思い知っているというのに。

店でかけているCDたちをお会計台の背後下方に積み上げていて、滅多にないことですがごくたまに「このCD私も…」と声をかけられます。しかも「大好きなんですよー」とおっしゃることが多い。
それがアイスランド語で歌うデビュー前のビョークだったり青柳拓次さんの初ソロ・日本語歌詞だったりすると、ちょっと嬉しくなってしまって、「リトル・クリーチャーズはグランドイカ天キングだったんです!」などとべらべら喋りだしてしまう私。つい。
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by kobatoyakigashi | 2007-11-16 22:35 | 与太話 | Comments(2)

雲のある店

気づけば11月も半ばにさしかかりました。
そろそろ「クリスマスは何を?」という声もちらほらと聞こえてきます。
クリスマス菓子の試作をしなければ…と気ばかりあせるものの、相変わらず重い腰。クロッキー帳を取り出してはぐにゃぐにゃ描いて、アイデアをまとめるふりをしているのでした。
そんな今日この頃。

f0131641_21222053.jpg

待ちに待った雲が店にやって来ましたよー。
テラコッタ彫刻作家永岡かずみさんの作品です。
もくもくのテラコッタ雲と蕾さんたちがするするのびた銅の枝。
こうやって写真に撮ると、少し床から浮いているように見えます。ちょっと不思議な光景です。でも雲ですから、浮いていなくてはね。
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by kobatoyakigashi | 2007-11-14 21:45 | 店話 | Comments(0)

バランスをとる

嵐のようなイベント騒ぎの余波が心身ともにおさまり、
店内外のいろいろもあるべきところにおさまり、
自室の片付けや衣替えなどもなんとか済ませ、
ようやくいつもの日常業務に戻りました。
まだお礼状書きが残っているのですが、それも近いうちに完了する手筈がつき。

そういえば店を始める以前は、イベントを終わらせるたびに、
「これからどうする」というどーんとした切迫感を否応無くしょいこみながら、
また次のイベントへと綱渡っていったような気がします。
あれはあれで自由気ままな日々ではありました。
ずっとそういう日々を続けていけるとも思わなかったけれど。

店があって、それと並行してイベントの準備をして、
イベント中はそちらに力を注ぐ、というのをやってみて、
店をしていなかったときとずいぶん何もかもが違ってきたというのがよーくわかりました。

一番変わったなぁと思ったのは、バランスのとり方です。
体力・精神力・能力・時間のバランス。
力まかせに押し切ってどうにかしていた頃もありましたが、さすがに2年以上も店を続けているとそうとばかりもいきません。年もとりますし。
あきらめて、切り替えて、妥協もし、力を抜きながら、でも「明日も作る」という気持ちだけは失わずにいられればと思います。これがないと本当に何も作れないのです。
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by kobatoyakigashi | 2007-11-12 23:02 | 与太話 | Comments(0)

木鳩家の人びと・つづき

「木鳩家の人びと」のつづきです。
f0131641_20164821.jpg2階はこんなふう。
階段を上がると正面から目に入るのがこの本棚階段。

ここには5人の蔵書20冊ずつと、それに各人の所有をあらわす蔵書票が挟んでありました。長女・てのひら、次女・針山、三女・縄文土器、四女・ひつじ、五女・下駄、でした。消しゴムはんこでせっせと彫ったのは長女の俺。

一番手前には五女の作っているインタビューマガジン「岡山の街に出かけよう」バックナンバーや、この会のために作った冊子「木鳩家の人びと」などを展示してありました。

絵本が何冊かあったので、元気いっぱいに駆け回っていた子どもたちも、ここではしーんと静かになって本の世界に入り込んでしまっていたのがかわいかった。

f0131641_20173595.jpg階段を上がって左側下に置いた針山。そばちょことフェルトのコラボ。三女+四女です。題が「蝶になる夢を見ながら」。サナギなのです。
眠り顔がかわゆらしくて、あっというまに売れてしまった子たち。
マチ針が触角みたいだったので、私はひそかに「ハリー(細野晴臣さんね)ちゃんたち」と呼んでいました。ピピピ、宇宙人…という感じがなんとなく。

f0131641_2018459.jpgそのハリーちゃんたちの横にこっそり飾っていた豆本の棚。真ん中の棚に置かせてもらいました。
全5巻の木鳩屋特製レシピ集です。暇をみつけてはせっせと作っていたのが、これです。

次女にせがんで豆バッグを作ってもらい、それに豆本を入れて飾ったりもしました。
フェルトのピンやストラップなども。お菓子みたい。

ちょうどこの棚の向かいに、ニット帽やバッグ、革小物などを展示していました。バブーシュなどもあった。2階は次女(バッグ)、四女(ニット帽)、五女(文筆)がメインの展示でした。書斎と個室のような。

f0131641_20183694.jpgさて、一階に戻ります。

ここはギャラリーへ入る手前の石畳のところです。
パティオとはスペイン語で庭のことだそうで、あるスペイン人がこの庭を見てスペインのそれに似ていると言ったことが、このギャラリーを「エルパティオ クラシキ」と名づけた由来だと聞きました。

大きな柿の木が数本あり、その幹に紐を渡して、マカロンと月桂樹を繋げた飾りを提げてお迎えにしました。

初日にはフェルトのお菓子を繋げたものがあったのですが、早々に売れてしまってさみしくなったので、マカロンの飾りをみんなでよいしょよいしょとこしらえたのでした。

f0131641_2019214.jpg前庭から更に後ずさるとこんなふうに見えるエルパティオクラシキの門。
ここを通って前庭にいたります。

この前庭にテーブルと椅子、ベンチなどを置いて、お昼ごはんを食べたりしました。
お天気のよい日が多かったので、木漏れ日やそよ風がとても気持ちのよい場所でした。
いい時間だったなぁ…と今更ながら思います。
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by kobatoyakigashi | 2007-11-08 20:35 | 木鳩会 | Comments(0)

こんぴらさん

f0131641_21544880.jpg電車に乗って瀬戸大橋を渡り、香川は琴平へ行きました。
目的は金刀比羅宮、伊藤若冲の障壁画です。
階段階段また階段、の参道をえっちらおっちら登ります。
曇天模様がかえって木々の緑や苔、紅葉のはじまりの景色をきれいに見せてくれ、襖絵の色もしっとりときれいでした。

円山応挙の虎はかわゆらしかったし、伊藤若冲の花丸図も至近距離で見られてもちろんすばらしかったのですが、思いがけず岩岱(がんたい)の群蝶図がよかった。
あの蝶々たちはきっと夜になって誰もいなくなると襖から抜け出して書院中を飛び回っているのだろう、そうにちがいない!と思いました。

それと、書院内のあちこちに黄色いジャンパー姿の人たちやガードマンのおじさんたちがいらっしゃるのですが、このひとびとの讃岐弁が耳に心地よかったのが印象的でした。
なんだかふんわりしていた。香川は関西弁に近い喋り方をします。やさしい。

11月1日にオープンしたばかりというカフェレストラン神椿にも行きました。
美術館併設のカフェというのはいいもので、最近はどこも力を入れているようですけれど、ただ一つ私の気に入らないのは、どこもかしこもプラスチックのトレイにお皿やカップを載せて給仕するところ。私はプラスチックもトレイも大嫌いなのだ。ファストフードじゃないのだから、テーブルの上には食器を直に置きたいなぁと思うのですが。
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by kobatoyakigashi | 2007-11-06 22:23 | 与太話 | Comments(0)

ありがとうございました!

木鳩会による五姉妹展「木鳩家の人びと」が無事に終了しました。
ご来場くださった方々には心より御礼申し上げます。

また、今回の五人展を開催するにあたり、
たくさんの友人知人をはじめ関係者の方々の力をお借りしました。
いろいろとご尽力くださり、本当に助かりました。
ありがとうございました。

会場となったエルパティオクラシキのたたずまいに助けられ、お天気にも恵まれて、なんとか五日間を終えることができ、安堵しています。
どんな展示だったか少ーしだけご紹介。まずは一階から。

f0131641_2273869.jpgギャラリーに入ってすぐの記帳机。
五人が住んでいるという架空の家の間取り図(画面上方の額がそれ)と、それをもとに建てたお菓子の家。
間取り図は五女作、家は長女の木鳩屋作。

この間取り図の裏に五人とギャラリーの紹介があり、一枚の紙ながら折りたたむと冊子状になるというスグレモノ。間取り図の細かさについ読み込んでしまう。

家はスパイスをホール状でいろいろと使いました。スターアニスやカルダモン、クローブ、シナモンなどなど。お菓子の家四軒目にして初の二階建てです。

f0131641_2281057.jpgギャラリーを入って正面、まず目に飛び込むのがこの景色。
天井からマカロンがぶらさがります。フェルトで作ったマカロン、本物のマカロン、そしてフェルトボール。

テーブルの上にはスパイスクッキーのチェス、フェルトのカヌレやクッキー、ピッチャーや湯のみなどを飾りました。フェルトは四女作、器は三女作。

f0131641_2282471.jpgこれがそのチェス盤と駒。白はジンジャー、茶はシナモンとクローブの入ったどちらもスパイスクッキーでした。
チェスは店を始める以前からずっと作りたくて、でも力不足でできなかったのです。できて嬉しかった。

画面の右奥にマカロンも盛っている。
販売用のお菓子もいくつか置きました。

1階は「食卓」を中心に据えた展示で、器(三女)とお菓子(長女)は主にこちら。
2階につづきます。
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by kobatoyakigashi | 2007-11-05 22:39 | 木鳩会 | Comments(0)