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木鳩屋雑記

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信州へ行きました

岡山は暑いですね~。夜になって涼しくなりましたが、日中はまだもわもわします。
私は28日から三泊四日で信州へ出かけておりました。
大学時代の友人を訪ね歩き、お世話になりっぱなしで、涼しい涼しいを連発しておりました。

f0131641_2051311.jpgそしてこんな本と再会しました。
安曇野のちひろ美術館にて。
がまくんとかえるくんの友情をさりげなくやさしく描いた絵本。
これを子どもの頃、ずいぶん読んだのではないかと思います。しかしはっきりとは思い出せない。でもなんとなく…と気にかかり、買った。買ってしまった。
『ふたりはいっしょ』『ふたりはいつも』『ふたりはきょうも』など数冊のシリーズになっているようです。
幼少期の記憶に刷り込まれた古い絵本を、今になって掘り起こして追い求めてしまうのはなぜなんだろうなぁ。かわいーんだ、このふたり。

f0131641_20554840.jpgちひろ美術館の入場券はこんなの。
タグになっている。
一隅でクラウディア・レニャッツィの絵本原画展も小さく開催中で、これがとてもよかった。お米や毛糸や枝など、絵だけでなく様々な素材をはりつけて画面を構成する、そのアイデアがおもしろい。丸太みたいな猫がまたかわいい。たまらんー。

絵本の歴史や世界の絵本作家の紹介で、記憶に残る大好きな絵本のいろいろをはっきりと思い出せたのもよかった。
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安曇野は美術館がたくさんあるところで、それに加えて作家のアトリエや工房もいっぱい点在している。それらを訪れるのに便利なアート&クラフトマップがこれ。
この地図は表紙もだけれど中のイラストがかわいらしくて、こっそりニホンカモシカやクマなんかも地図中にかきこまれている。
環境が作家を呼ぶのか、ものづくりをする人たちがずいぶん集まる場所なようです。
背後に山々峰峰、眼前には田園風景。気持ちよく創作できそうではあります。
11月にはクラフト関連のイベントも開催されるよう。おもしろそう。


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安曇野のほかに、小布施や須坂なども訪れました。
こちらは須坂のクラシック美術館。ちょうど銘仙着物の特別展中。大胆な意匠の着物を眺めつつ、書院の凝った幾何学文様の作りに見入る。

小布施は北斎最晩年の地であり、肉筆の大作、天井絵が残されています。
そしてもちろん栗の名産地。小林一茶の句碑も多くあり、あちこちに「投句箱」がありました。こういうのも、土地柄なのでしょうかねぇ。

大河ドラマの影響を大いに受けて、信州は不思議な盛り上がりを見せていると聞きました。
そういえば上田は市内いたるところ六文銭が跋扈していたなぁ。真田神社に少しだけ立ち寄りましたが、雨がさらさら降っていて、緑がきれいで、なかなか風情のある場所でした。

そして松本でサイトウ・キネン・オケのコンサートを堪能。
赤白ワインを両方きっちりいただいて、いい気分でオケを聞きました。千秋真一くん(『のだめ』ね)みたいな子どもも居ましたが、「コンサートの合間に酒を飲む楽しみは味わえまい」となぜか優越感にひたる私。やっぱり大人はいい…。
ジャケットにタイ、ワンピースにハイヒールなど、おめかしした人たちが楽しそうに集っている会場の雰囲気だけでも、来て良かったなぁと思うような場所。華やか。
そんなふうにして、長野滞在はもりもりと充電できたのでした。
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by kobatoyakigashi | 2007-08-31 22:35 | 与太話 | Comments(2)

夏休み

一向に涼しくなる気配のない昼間の瀬戸内海地方です。
夕方、海と川が混ざるあたりで水面に目をやると、ちょうど干潮で川底が見えそうでした。黒々、でもカラカラな感じ。満潮の状態を見ることのほうがなぜか多いので、ちょっと新鮮でした。
夾竹桃が「まだまだ!」という風情で咲いています。

明日から少し遠くに出かけます。国内です。
しばらく留守にします。31日には戻る予定。
店もその間お休みです。9月からまたよろしくお願いいたします。

9月1日(土)は午後より営業の予定です。
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by kobatoyakigashi | 2007-08-27 19:34 | 与太話 | Comments(3)

処暑を過ぎ

西日本は猛暑日が続いているそうです。
でも空はすっかり高くもう秋。月がきれいに見える季節になってきました。帰宅途中、車窓から見上げる山の月がぴかぴか光っています。虫の声も聞こえます。

本日のお誕生日ケーキ。
f0131641_21221627.jpg苺のない夏から秋、お誕生日ケーキの飾りはいつも悩みます。厨房で、クロッキー帳をひろげ色鉛筆片手にデザイン色あわせデザイン色あわせ…とぶつぶつつぶやくうつろな菓子屋がひとり。

そろそろ大粒の葡萄が出回ってきましたので、今日はそれを。
しかし葡萄は皮のままだと紫、剥いても鬱蒼としたキミドリ。
ケーキの顔に赤味がないのはどうも地味で、大人ならそれもいいけれど、子ども(しかも女の子)はちょっとかわいそうなんだよな~といろいろ考えて、すもものソースで枝葉を描いてみました。中には白桃がはさんであります。
でも私個人のことを思い出せば、ケーキはシックなのが好きでした。クリームのケーキよりオペラとか、チョコレートコーティングしてあるようなやつ。子どもの頃って、子ども扱いされること自体が屈辱的だったりしますね。子どもなのにね。


朝、開店前に美観地区まで自転車をきこきことこぎ、民藝館の企画展をのぞく。
張子やねぶた、土笛など子どものおもちゃが展示してある。民俗学に近い感じ。赤人形は疱瘡除けだとか、でんでん太鼓は裏表のないように育ってほしいからだとか、祈りが生活の中にあった頃のものだなぁと思いながら一回りする。
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by kobatoyakigashi | 2007-08-25 21:50 | 店話 | Comments(0)

ギャラリー巡り

相変わらず、暑さがこたえる日々が続きます。
どうも夏バテらしく、食が細くなりました。しかしカレーはなんとか食べられた(作った)。いつもは甘い食べ物を極端に避けるのですが、味覚がばてているので甘くしないと味がしません。チャイもヨーグルトも甘くしたらなんとか。そしてスパイスの量があからさまに増えます。
カレーを食べるといつもあぁインドに行きたかったんだよなぁ私と思うけれど、行くのがオソロシイとも思う。
カレーだけの問題じゃないというのに。
そんなことより、夏休みまであと一週間、なんとかつなげていかねば。

木鳩屋は月曜休みなので、行けるところはなんとかしてこの日に押し込んで出かけます。ほかの曜日は動きがとれないんですねー。美観地区周辺くらいならなんとか行けるのですが。
夏は意外と催しが多いのでした。
今日はふたつ。
f0131641_21312414.jpg創作集団倉式メンバーによる第3弾。
倉敷市天城(あまき、と読みます)に新しく建てられた、手づくり家具ひらやまの会場にて。
思いがけず、商店街の四方山話などをしてしまいました。
天城高校がすぐ目の前。謡曲「藤戸」の舞台である藤戸はこのすぐ近く。


f0131641_2132691.jpgこちらは玉野市築港のギャラリー、Sans quoi(サンコア)にて、日米在住作家の合同企画展。
ちなみにここは直島行きフェリー乗り場の真ん前です。宇野港です。

帰りは海岸線をずうっと車で走る。
久しぶりに玉野沿岸の瀬戸内海を見たなぁ。お盆過ぎると海水浴客はめっきり減りますが(瀬戸内海にもくらげがいる)、それでもぽつぽつ家族連れなど海遊びをしているようでした。
すぐそばに住んでいるわりには、海水浴も行かないし、砂浜を歩いたりもしません。そんなもんです。
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by kobatoyakigashi | 2007-08-20 22:00 | 与太話 | Comments(0)

フォカッチャの日

暑いですね~。
いつもは朝水やりをする店の鉢ですが、今日夕方見るとからからだったので、水やりしてから店じまいをしました。商店街はアーケードがあるので、それでも美観地区周辺の炎天下よりは多少ましかとは思いますが…。今週いっぱいは暑さが続くそうで、夏にからきしの私はへにゃへにゃしています。

この暑さであまりにも暇なので、パンを焼きました。
f0131641_19385225.jpg加藤千恵さん『フードプロセッサーでお菓子革命』より、ズッキーニとピーマンのフォカッチャ。
ピーマンは緑のでなく、黄色いジャンボピーマン(パプリカ)を使います。赤いのと黄色いのと2色にすると本にはありましたが、黄色がたまたま冷蔵庫にあったので黄色だけで。
ズッキーニと一緒に少しいためて生地に混ぜます。
表面はタイムと塩をふりました。

フォカッチャはオリーブ油をしっかりかけて焼き上げるので、食べる際焼きなおしたときにかりっとするところがおいしいイタリアのパン。
このフォカッチャは緑と黄色がちらほらのぞいて、色もきれいです。

ところでこの本を購入したとき、私はフードプロセッサーを持っていませんでした。
(店を始めるよりずっと前だったこともあり)
なくてもできるだろうと思っていたのと、ちょっとおもしろいレシピがたくさん載っていたのでぱっと買ってしまった。
今は持っているけれど、用途は限られている。使い道を増やそうと思ったことって、そういえばない。フードプロセッサーを洗うのが大嫌いだからなぁ~。
だからこの本のレシピを試作してみるときも、いつもフードプロセッサーを使わずに作っているのでした。まったく革命とはほど遠いのでした。
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by kobatoyakigashi | 2007-08-15 19:53 | 試作新作 | Comments(2)

高梁川沿い

お盆ですね。
早朝墓参をすませてから、高梁市成羽町(たかはししなりわちょう)へ行きました。家から車で1時間半ほど、高梁川沿いの道をひたすらずんずん上ると着きます。
成羽町美術館で開催中の、「近藤高弘~変容の刻」を見に。

ここは安藤忠雄さんの設計による建物で、非常に直島の地中美術館とつくりが似ています。
回廊のめぐらし方やコンクリートの使い方など、懐かしさすらおぼえる。トイレがまたちょっとした迷路っぽくつくってある。
f0131641_21561060.jpg大原美術館コレクションの基礎を築いた画家、児島虎次郎の出身地ということもあり、彼の遺作を収蔵していることでも知られているようです。
常設展示しています。

ゆえに入場券もこんなの。
女の子が持つ草花がかわいらしい。
児島虎次郎の圧倒的でないところが私はいいと思う。「無為堂」なんてとてもすばらしい作品。


近藤高弘さんの特別展はなかなかおもしろかった。
屋外にいくつか作っていたインスタレーションが良くて、中でも「OIL」が特にきれいだった。

水があってその背後に山があって、気持ちのよい場所でした。
化石展示室というのまであって、これが意外とおもしろかった。昔々の石に刻まれた植物にかこまれる安心感というのでしょうか。
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by kobatoyakigashi | 2007-08-13 22:21 | 与太話 | Comments(0)

立秋です

暦の上では早くも秋。
しかし朝顔は次々と咲くし、ハイビスカスも衰え知らずだし、太陽はまぶしい。
本当の秋はまだまだ。お盆を過ぎると早いのですけれどねぇ、「ゆく夏」感も。

f0131641_2139788.jpg本日の焼き菓子2種。試作であり新作です。
左が紅茶のサブレ、右がシュプリッツ。

紅茶のサブレはアールグレイ紅茶をこまかくして混ぜたもの。
サブレと名のつくサブレはこれで5種め(チョコ、ココナツ、バター、ヘーゼルナッツ、紅茶)となりましたが、いずれも生地は少しずつ違うのです。紅茶が入ってるとかチョコが入っているとかいうだけの単純な違いではない!のですよ~。
食べてわかるものでもないけれど。そこが弱いとこなのだけど。いいんだ。

シュプリッツはウィーン菓子で、シナモンの入った絞り出しクッキーにラズベリージャムをはさんだもの。いずれも鶴形の雑貨店ranaqさん用に作りました。(が、シュプリッツは木鳩屋用になってしまいました…ふふ)

紅茶のサブレはranaqさんにて、お目見えする予定です。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

そういえば、紅茶のクッキーやジャムサンドクッキーはうちの店にはありませんでした。チーズの入ったのはありませんかと訊かれたこともあります。そういえばない…と言われて気づく私。
われながらヴァリエーションが少ないこと。

もしや『プロのための洋菓子材料図鑑』(柴田書店)をふらっと買ってしまったのは、無意識にもその贖罪のためであったのでしょうか。このムックは少し前から買おうかどうしようかうろうろしていたものです。自分の無知を思い知るためにも、しっかり活用せねば。勉強するぞー。
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by kobatoyakigashi | 2007-08-08 22:20 | 試作新作 | Comments(0)

玉蜀黍

倉敷は花七夕というイベントの今日明日です。
とはいえ大原美術館を基点とする美観地区の催しなので、商店街はほぼ無関係。
浴衣のお嬢さんたちがそぞろ歩く風情。
閉店後、私も歩いて出かけてみました。
竹の風鈴がころころ鳴るのが楽しめます。ちなみにこれらの飾り付け(インスタレーションというらしい)は眞板雅文さんという彫刻家(というべき?)の手になるものだそうです。私も初めて知ったのでした。
実はこの方の作品がどうやら我が家の最寄り駅前にもあるそうで、今度ちゃんと見てみよっと。

f0131641_22353883.jpg本日の練習パン、とうもろこしのパン。

家の畑でとうもろこしが今収穫期を迎えていて、それを使ってみました。
とうもろこしがとれたら一回は必ず作ろうと思っていた、その記念すべき??一回。
パンの基本はいつもの堀井さん本で、茹でたとうもろこし2本分の実を包丁でざーっと削って混ぜて焼きます。水分が多かったので、粉を結構たくさん足して生地状態の調節をする。発酵速度がとにかく速く、ゆっくり待つという時間があまりない。生地の仕込みから焼き上がりまで2時間くらいでできてしまう。

小さく丸に24個。
とうもろこしの甘味はもちろんのこと、パン生地からのぞく黄色い水玉のようなとうもろこしの粒粒があいらしい。おいしい。
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by kobatoyakigashi | 2007-08-04 23:20 | 試作新作 | Comments(0)