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木鳩屋雑記

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夏は赤い食べものを

夕方、店を閉めてから雑貨店「ranaq」さんまで自転車をこぐ。
ものの数分で着く、とてもご近所。
「うきはな展」というイベント開催中なのでそのお伺い。
天井からゆらゆら、足元には水と緑と花。
木鳩屋菓子もちまっと出してもらっています。
入り口入ってすぐ左手のかごの中に、いましたいました。

f0131641_22304841.jpg夏の赤いバターケーキが出ています。
一応何というか新作です。
夏イベントというお話を伺ったときに、ふっと「サマープディング…」と浮かびました。ベリーをたくさん使った夏のイギリス菓子です。赤いのです。

それでなんとなく、夏=赤。
ラズベリー(のジャム)とブルーベリー(のシロップ煮)とすもも(のソース)が入っています。すももは目立たないけれど生地にしっかり混ぜているので、少し酸味のあるさわやかな味に焼き上がっています。はずです。ラズベリーの種がぷちぷちしておもしろい食感です。

f0131641_22422514.jpgうきはな展

8月5日(日)まで  期間中無休  
12時~20時 
ranaq(ラナキュ) 
倉敷市鶴形1-4-21
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by kobatoyakigashi | 2007-07-31 22:53 | 店話 | Comments(2)

高知に行きました

昨日の雷雨はすさまじかった。
帰る途中、トンネルのライトや信号機(交通量多し)がところどころで死んでいたりとかしていて、なんて危険な…と思っていると、もっとすごいことが。
我が家が停電していたのです。
スイッチを何度ぱちぱち入れても真っ暗け。(母は旅行中)
冷蔵庫の音もしないし、ステレオもオーブンの時計も、テレビもそして蚊よけも、もちろんパソコンもぜーんぜん反応なし。給湯器も死んでいるので風呂にも入れず。
懐中電灯を引っ張り出して、ラジオをつけて、蚊取り線香も点けて、昔の人になった気分で暗闇の中しみじみごはんを食べる。
なーんにもできることがないので、ラジオで開票速報を聞きながらさっさと寝に就く。
夜中の1時過ぎ頃にどうやら復旧したようでした。

そして今日は早朝起き出しました。朝がことのほか慕わしかった。
午前中家のことなどを済ませ、お昼前から高知へゆく。
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造形作家川埜龍三さんの個展。
以前、製作過程を少し見せてもらったことがあるからというだけでなく、とても楽しみにしていた個展です。
色や形や世界観の魅力を言葉で言い表すのはとてもむずかしい。
だから見て受けとめるしかない。

川埜龍三個展 グラン・ママの葬列
8月5日(日)まで   <7月31日(火)休館>
GALLERY 星ヶ岡アートヴィレッヂ 
高知市横内153-1
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by kobatoyakigashi | 2007-07-30 22:03 | 与太話 | Comments(0)

おおきなコルジェットさん

f0131641_21161454.jpg木鳩屋でコーヒー豆を取り扱わせてもらっております、
COFFEECHERRYさんより、先日いただきもの。育ち過ぎてしまったそうですが、きゅうりのようなすかすかにはならないようです。食べられます。

f0131641_2118739.jpg切るとこんなふう。
美しい正五角形。

皮も食べます。案外かたくないのです。
作り置きのトマトソースと、なすとピーマンと一緒に煮込んで、即席ラタトゥイユにしました。

このかたの英語名はコルジェット。
日本語のなじみはズッキーニでしょうね。
私はズッキーニを23歳のときに初めて食べました。イギリスで食べたので、コルジェットという名でした。後から「コルジェットってズッキーニのことだよ」と教えてもらいました。こういうことはよく覚えている。不思議と。ズッキーニよりコルジェットという方がかわいいな、とも思った。
そのときに、きゅうりみたいだけどかぼちゃの仲間とも教えてもらった気がする。

きゅうりといえば、イギリスのきゅうりはへちま大な上、その大きさからすれば当然の結果としてとっても大味でした。それをキューカンバーサンドウィッチにして恭しく(??)アフタヌーンティーなどでつまむのです。
水分が日本のにくらべて少なめで、スライスするとパンの面を覆いやすいから、サンドウィッチにはとっても向いていると思う。実際便利だった。味はともかく。
食べ物に対して機能性を重視するのはどうかと思うけど…。
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by kobatoyakigashi | 2007-07-27 21:40 | 与太話 | Comments(0)

いつまでもまく

気づけば7月ももはや下旬にさしかかってまいりました。
連日ものすごい湿気で、冷蔵ケースのガラスが曇って曇って弱ります。
それでも一瞬太陽がさすようなときなど、おやっと意外に思うくらいガラスが乾きます。
またかくれるとまたガラスも曇るんだけど。
せっせせっせと拭くのに追われる日々です。でも全然追いつかない。
結露のしくみ、高校のとき化学で習ったなぁ…といつも思いながら。

白桃が旬をむかえつつあります。近所のスーパーマーケットでも出回ってきました。
ところで白桃をスーパーマーケットで買えるというのは珍しいこと??
我が家では母が大抵箱で買ってくるのです。(10個くらい入っている。昨日も買っていた)
当然安いものから高いものまでありますが、ひと箱1000円~2000円のランクのものを買うようです。お安いほうだろうと思います。甘かったら「ラッキー!」と思うものな。

そんな時季なのでこんな新作。
f0131641_0375227.jpg白桃とすもものロールケーキ。

白桃は生をころころと切って散らします。
すももは先日からのソース状に煮詰めたものを、シロップ分とクリームに混ぜ、更に表面にもなでつけています。それでこのような色に。これはすももの色なのです。
白桃にくらべ、すももがきゅうっとすっぱいので、どうかなぁと思いましたが、夏にはおいしいと思います。元気が出る感じ。
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by kobatoyakigashi | 2007-07-22 23:27 | 試作新作 | Comments(3)

すももさん

倉敷は天領まつりの日でした。
駅前からのびる大通りが歩行者天国となり、踊る人がいっぱい。テキ屋さんもいっぱい。駐車場から車を出すにはその大通りに出ねばならぬため、おまつりが終わって交通規制が解除されるまで私は帰れません。
解除は午後10時。つまりこの日ばかりは12時間営業なのでした。
商店街も遅くまでわさわさしていました。

台風のためほぼ強制的に終わってしまったすももの時期。(風でおちた)
しかし収穫はたんまりとあり、毎日毎日たくさん食べているつもりでも、どんどん熟してゆきます。食べるにはちょっと熟しすぎだなぁというようなすももを、今年は煮てみました。

f0131641_0502520.jpg煮始め。
切れ目を入れたすももと砂糖を鍋に入れ、火にかける。
あくがたくさん出る。どんどんすくってとります。
水分がとても多いです。
皮をむいて煮るとこんな色ではないと思う。黄色っぽくなるんじゃないでしょうか。皮と一緒に煮て、皮の色をしっかりうつしてやります。

f0131641_0504835.jpgある程度煮ると、皮がやわらかくなるので、頃合いをみはからって火を止め、裏ごしして種も除ける。
再度鍋に入れて少し煮詰めます。私はゆるめのソース状くらいで火を止めます。
もう少し煮詰めたほうがいいのかもしれませんが。

なかなかきれいな緋色です。
梅ほどではないけれど、酸味は強め。シャーベットに向くと思う。
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by kobatoyakigashi | 2007-07-21 22:42 | 店話 | Comments(2)

ヘーゼルナッツ

今朝はまばゆいばかりの陽光がふりそそいでいました。
青空が新鮮だなんてねぇ。こういう朝は水やりも格別に楽しい。

f0131641_20491644.jpgさて、今日は新しくナッツの入ったクッキーを焼きました。
ヘーゼルナッツのサブレです。
新作です。

ひよこ豆のような丸っこい形がなんだかとぼけているヘーゼルナッツ。へーゼルの和名ははしばみです。
味にはすこしくせがあって、青っぽいようなややつんとした香りがします。
このナッツを使っていろいろ作ってみたいお菓子がありまして、まずは基本のサブレにしました。(少し前に作ったフロマジュリもヘーゼルナッツのお菓子だった)
ヘーゼルナッツを砕いてパウダー状にしたものが生地に入っています。

ナッツの新作なんて全然時季じゃないよなぁと思いながら焼きましたが、夏は夏ばてもするし、きちんと火の通った元気の出る食べ物を食べよう!と無理矢理こじつけて新作といたします。
夏こそしっかり食べましょう。
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by kobatoyakigashi | 2007-07-18 21:07 | 試作新作 | Comments(0)

savoury

台風一過、今日は久しぶりに晴れ間が見えました。
植物も少しほっとしたように見えます。

ねぎと玉ねぎのキッシュ。
f0131641_1125969.jpg本日のご予約分のために焼きました。めずらしく甘くない焼き物。
仏語だとトレトゥール…でしたか?お惣菜に分類されます。英語ですとセイヴァリーになりますかと。

甘くないパイ生地の中に、いためた野菜やベーコンと、卵と生クリームのソースを流し込んで、チーズをふりかけて焼きます。パーティーなどに向く、華やかな味わいです。
本来ですとねぎもポロねぎを使うレシピですが、うちのあたりの八百屋さんにはまずないので、白ねぎを使います。じゅうぶんおいしく焼けるので、よいかと。上野万梨子さんのレシピを参考にしております。
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by kobatoyakigashi | 2007-07-15 22:08 | 店話 | Comments(4)

台風の日

台風接近中。
ご予約分を無事に引き取ってもらえればそれでいいや、と安穏とした気持ちでおりましたが、台風が来る前というのは実は結構暇ではなかったりします。過ぎたあとはものすごく暇になりますが、来る前は何かこう心理として「食べ物は買っておかねば」という気にさせられるのかもしれません。わかる気はする。

本日のお誕生日ケーキ。
f0131641_2114197.jpg中に白桃がはさんであります。飾りはミドリのキウイフルーツとゴールドキウイ。それとスライスアーモンド。
子どもがかくお花の絵みたいになった。

白桃が出始めているので、うれしい。飾りにするにはおとなしいけれど、すばらしい香り。
生の白桃をケーキに使えるというこの贅沢は、岡山ならではだなぁ。ありがたやありがたや…。

今日で木鳩屋は2周年を迎えました。こんな日が来ようとは、開店時は夢にだに思わなかったです。
お花やメッセージなど、嬉しく頂きました。ありがとうございました!
これからもお見捨てなきよう、よろしくお願い申し上げます…。
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by kobatoyakigashi | 2007-07-14 21:37 | 店話 | Comments(2)

講習会に行きました

本日は勝手ながら臨時休業でした。ご迷惑をおかけしました。

さて今日は、卸業者さん主催の、フランス人パティシエ、ローラン・ル・ダニエルさんによる技術講習会というのに参加してきました。9時半から5時までみっちりと。
技術講習会とはいえ実技があるわけでもなく、ダニエルさんのデモンストレーションをじっと座して見つめ、しかも何やかやと材料やお菓子の試食をしているだけなのですけれど、終日座りっぱなしのため腰が痛いです…。
そろそろ整体に行く潮時が近づいたとみえる。あー痛い。うー痛い。どーゆー姿勢でも痛い。

7種類ものお菓子を、同時に、生地のひとつひとつから作り組み立ててゆくその強靭な精神力に脱帽でした。体はどこも悪くしないのだろうか。
それともみんな普通にできることなのかなぁ。すごいなぁ。慣れるのかなぁ。
そこで「俺にだって!」と思う気持ちと、「俺にゃ無理!」とへこたれる気持ちが、私は半々…いや4分6…2・8…といったところでしょうか。(くらぶるべくもない)
それはそれとしても、ダニエルさんは職人であり経営者でもあるという立場なので、そういうところから学ぶものは大きかったです。まぁ私には従業員はいませんけどね。

試食したお菓子はどれもおいしかったのですが、特にババが絶品でした。
ラム酒とシロップにひたしたイースト菓子に、カスタードクリームをかけて冷やしたものを食べるお菓子です。
(本当はもう少しこみいった味ですが、基本的にはこんなの。)
冷たくてお酒が効いているところは、意外に夏向きかもしれないなぁと思いました。そのうち作ります、たぶん。おいしかったので。

目の前でデモンストレーションして出来上がっていくお菓子を見、かつ試食するということをしながら思ったことですが、「この人のあの手順をして作られたんだ」ということをしみじみ納得しながら食べる安心感って、あるんだなぁ。子どもの頃の「おかあさんが作ったごはん」に匹敵する安心感と言いますか。人に対してと、手順に対しての、ふたつの信頼感。
それにおいしく感じられる、というのは、作り手の気持ちもうけとるからなんだな。
ダニエルさんの作業は、高速より低速を是とし、とっても丁寧だったのです。「おいしいですよ!」と笑顔で言われると、もうその気になって「おいしそうだ!」と思ってしまうほどに。
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by kobatoyakigashi | 2007-07-11 20:36 | 与太話 | Comments(0)

クレーム・パティシエール

雨模様が続きます。本日の新作ロール。
f0131641_21262149.jpgいつものプレーンなスポンジに、珍しくカスタードなど煮たのを巻きました。緑色はキウイフルーツです。

不良債権を逃れるためにも、ロールケーキには必ずと言っていいほど生クリームを使う私ですが、今日はカスタードクリームです。
実は(既知の方もおられましょうが)個人的な嗜好で私は生クリームが好きでなく、というよりクリームに限らず甘いものが苦手なのですが、カスタードを使ったお菓子はそれでも比較的苦手ではない部類に入ります。
カスタードクリームはクレーム・アングレーゼともクレーム・パティシエールとも言い、杉野さん(註:心の師。くどい?)の本によれば「お菓子屋さんが一番よく使うクリーム」なのだそうです。

それなのに私ときたらば、カスタードを使ったお菓子をほとんどまったく作っていない。
より苦手な生クリームは使うくせに。
などと、ごちゃついた反省をした結果このようなロールができたのでした。

スポンジ+カスタードという組み合わせは、仙台(萩の月)や東京(東京ばなな)といった各地の銘菓でもおなじみですね。銘菓にあらずともおいしい相性です。
丸型のスポンジに焼いて、間にカスタードをはさむと、ボストン・クリームパイという名のお菓子になります。
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by kobatoyakigashi | 2007-07-10 21:49 | 試作新作 | Comments(0)