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木鳩屋雑記

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七面鳥ではなく

今年もクリスマスの季節が無事終わりました。ご注文くださったりクリスマス菓子をお求めくださった皆々様、ありがとうございました。また残念ながら「売り切れました」とお返事をせねばならなかった方々には、申し訳ありませんでした。やっぱりそろそろ繁忙期に一人では体力的に難しい年頃になってきたのかなぁと物悲しい思いも。そのあたりをどう割り切ってゆくか、ということを考えねばならないのかもしれません。道が続く限り。

f0131641_2154224.jpgしかしそんな殊勝なことを言っておきながら、24日当日のわさわさした雰囲気の厨房で私はローストチキンをちゃっかり焼いていた。しかも誰のためでもない、自分のためだけに。というのもこの時期スーパーマーケットの精肉売り場には、トリが一羽で売られているのです。苺を買いに行ったついでにふらりと発見してしまい一度はその場を離れた私ですが、やっぱりトリをまるごと焼きたいという欲望には勝てず買ってしまった。買ったからにはローストチキンはクリスマスに食べたい。ならば焼くしかない。焼こう!というわけです。若鶏なので、一羽といってもさほどの大きさではない。4人前くらい。

朝一でトリを赤ワインに漬け込み塩胡椒をすりこんでローズマリーをなすりつけておく。あとはお腹に玉ねぎをつめて足をくくってオーブンに入れるだけ、という状態で、次から次へとお客様はいらっしゃる。あぁオーブンに入れてしまいたいのに玉ねぎをむく暇がない、と思いながらあれよあれよという間に時間がたってしまい、1時過ぎようやくロースト開始。若鶏で小さいので(1.5キロくらいでしょうか)1時間半ほどでこのようにこんがり焼きあがりました。下茹でしたにんじん、じゃがいも、さつまいもを途中でトリの周りに置いて、一緒にローストします。うまかったです(今も食べ続けています。焼いて2日目からは骨をはずして身をせせってほぐし、皮やキャセロールに残っている脂や煮こごりごと焼き飯にします。パンチがきいてて非常にうまいです。コラーゲン、それとトリのアブラにこくがある)。クリスマス万歳。こんなことをしているから、余計に忙しくなってしまうんです。

f0131641_2275556.jpgそしてこちらが今年のクリスマスケーキの一例。
うすピンクのマカロンで雪だるまと雲を作り、クッキーで流れ星とクリスマスツリーを。控えめにアイシングで模様を描きました。ほんとうは色とりどりのデコデコクッキーにしようかしらとも一瞬考えたのですけれど。マカロンがパステルカラーなのできっとそぐわない…と思いやめました。中は苺のショートケーキです。

こういったショートケーキが本当においしいのは、作って一日たった頃です。作った当日はスポンジとクリームが「あなたはあなた、わたしはわたし」というよそよそしい感じでいまいちおいしくない、それが翌日にはちょうどよく馴染んで、昨日のよそよそしさは何処へ?と言いたくなるくらいおいしくなっています。オーブンで焼くタイプの焼き菓子は特にそれが顕著ですが、生菓子のショートケーキもそう。作りたてがおいしいとは限らないのです。
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by kobatoyakigashi | 2008-12-26 22:29 | 店話 | Comments(0)
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