ブログトップ

木鳩屋雑記

kobatoya.exblog.jp

憧憬のウィーン菓子

f0131641_2234188.jpgチョコレート菓子の試作はつづく。今回はウィーン風チョコレートケーキ。
丸くチョコレートケーキを焼き、それを半分にスライスしてラズベリージャムを塗り、表面に生クリームを絞って仕上げます。

ちなみにウィーン風とは、①ヘーゼルナッツ、②ラズベリー、③エキゾチックなスパイス、という要素が取り合わせられるという認識でそう遠くないと思う。リンツァートルテなどがそうです。そしてこれはチョコレートケーキと称しながらチョコレートは一切使わずココアのみ。ゆえに食べてみると、ガトーショコラのような濃厚さとは違い意外にもあっさりした味です。表面に生クリームを飾ってこれと一緒に食べるくらいでちょうどよいぐらいと思います。生クリームが苦手な私にさえ。
そういえば昔々訪問したウィーンのカフェで食べたケーキは食べているうちに舌が麻痺してくるほど激甘な上にクリームがこってりだったような。コーヒーにもこってりホイップクリームをのせて飲んだような。ということはクリームの小山こそがウィーン風ということなのだろうかなどと悶々。

もちろん、あくまでこの菓子は「ウィーン風」なのであって、ウィーンで実際このようなチョコレートケーキが焼かれていたかどうかは定かではありません。アプフェルシュトゥルーデルやザッハトルテのように、ヘーゼルナッツもラズベリーもスパイスも使わない菓子もある。イメージというものでしょう。そしてそのとらえどころのないイメージに対してすら、底はかとないアコガレを抱かせてしまうのがウィーンであり、ウィーン菓子なのです。
[PR]
by kobatoyakigashi | 2008-11-10 22:33 | 試作新作 | Comments(0)
<< 冬じたく かりかりぽりぽり >>