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木鳩屋雑記

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籾をかわかす

帰宅途中、窓を開けて走っているとどこからか「しゅううぅ…」とかすかな風のような音。
音の元を目で探すと、田んぼの横にある倉庫の窓から筒状の幌がにょきりと出て、風をすーすー出している。
そういえば収穫した籾は大きな大きなふるいのような乾燥機に広げて、しばらくの間乾燥させるんだったっけなと遠い記憶を手繰り寄せる。乾燥機に広げられた籾に手を突っ込んだときの手ざわりやにおいを思い出そうとしたがうまくいかなかった。
すくも(籾殻のことをこのあたりではそう呼ぶ)を小山にして煙突を突き立てたものに火をつけた中にさつまいもをぐいぐい埋め込んでおくと、ゆっくりゆっくり灰になっていくすくもの熱でものすごくおいしい焼き芋ができるんだったよなという食い意地の張った思い出は数限りない。今思い出してもあれはほんとうにうまかった。稲刈りの季節はおいしい思いをかなりしているのだった。なんて幸せなガキだ!
あちこちの田んぼで稲刈りの真っ最中。もう終わったところもまだ途中のところもある。刈り取った後の稲がなんともいえずよいにおい。いつもなんとなくハイジを思い出す。あちらはスイスなのだが心象風景的に、イナカというのはどこも似通ったにおいがあるような。お日様のにおいというものか。

f0131641_22223837.jpg本日のお祝いケーキ。
いちじくが収穫期なのでメインにはそれを使う。白いコポーをどっさり。

この週末は、倉敷は屏風祭りと秋祭りとその他もろもろのイベントが重なって、いったいここはどこ、というくらい人出がすごかった。お神輿や行列の装束やいろいろな魔界めいた人々が跋扈するのでますますここはどこという感じ。それも現代なんだか江戸時代なんだかいつなのか曖昧になってくる感じ。メイン会場である本町にくらべれば、少し離れている商店街はさほどでもないけれど、それでも人の出入りは切れ目なく一日続きました。秋は本当に催しが多い。

これが終わると、冬用菓子の準備をする時期にさしかかってくる。
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by kobatoyakigashi | 2008-10-19 22:43 | 店話 | Comments(0)
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