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木鳩屋雑記

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オーガニックというハードルの高さ

よく降りました。桜も二度目の雨です。そろそろ花筏という頃になりました。

話は変わりますが、師らしい師をもたない私の菓子道は、ほとんど書籍頼みです。これが仕事でなく単なる遊び、趣味の世界だった頃は、レシピ本を買うことは「無駄遣い」のような後ろめたさがあり、一冊買うのにも厳選に厳選をかさね逡巡し時間をかけようやく、といった慎重な買い物でした。
それが仕事になると、少しでも、一つでも、その中に気になるレシピが掲載されているものはすぐに手に入れておくということができるようになりました。レシピ本は物によってかなり高価なものもあります。しかし勉強すなわち研究費という経費。なんと贅沢なことでしょう。好きなことを仕事にできるっていい・・・と思うのはこんなとき。
型や道具類なんかも、ぽんぽん買える(というかむしろ買っておくべき)ってとこも。
このへんは、のびのびすることを自分に許しているもしくは課していると言ってもよいかも。

そんな言い訳をしながら買った最近のレシピ本より、試作です。

f0131641_2283368.jpg『もっちりシフォン さっくりクッキー どっしりケーキ』なかしましほ著、より。
これはオーガニック素材を全面に扱ったお菓子の本です。

バターを使った試作を思うようにできないもどかしさを感じている今日この頃の私にはうってつけで、油脂はもっぱら菜種油を使用、砂糖はてんさい糖、ナッツやメープルシロップなどをふんだんに使った滋養のあるお菓子を紹介した本。
さっそく近所の自然食品店で菜種油などを購入し焼いてみました。左がチョコチップクッキー、右がメイプルビスケット。いずれも卵・バター・砂糖不使用です。
噛み締めるほどに、しみじみとした味わいのするところが魅力です。蛇足ながらこれらは試作ですので、店売りはいたしません。悪しからず。

オーガニックのお菓子に、そろそろ本気で取り組む時期が近いのだろうかなぁ。バターが品不足というこの情況を、見ようによっては転機と思わないでもないけれど。
まだまだ気持ちのハードルは高いです。
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by kobatoyakigashi | 2008-04-10 23:34 | 試作新作 | Comments(0)
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