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木鳩屋雑記

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ブラックカラント

雪後のあれやこれやもほぼ片付き、そして「寒さ」だけが残った寒中。
人と会えば「寒いですねぇ~」というのが挨拶がわりな今日この頃です。
暑さ寒さは共有できる。できるからなんだってこともないのですが。

f0131641_2246186.jpgふと黒すぐりのジャムを拵えましょうと思い立ち、仕入れさんに「カシスください」と発注する。
仏語でカシス、英語でブラックカラント、そして日本語で黒すぐり。すべて同じもの。

以前、北海道土産にと、自宅で収穫したブラックカラントの自家製ジャムというたいへんおいしいものを頂いて、これがべらぼうなうまさ!
カシスと言われるとなんだか苦手な果物でしたがすべて払拭、変わり身の早い味覚。

仕入さんから届いたカシスをざーっとボウルにあけ、砂糖をかけてしばらくおいてから、煮る。
きゅうーっとすっぱくて、種がぶちっとあたって、くわっと風味が立つ、くろぐろとしたジャムになりました。
ブラックと名はつきますが、濃ゆい濃ゆい紫です。ブルーベリーより濃い。

カシスのように、苦手だったものがある日唐突に好物になるという反転、これまでの人生の中でいくつかあります。一度すっごくおいしい思いをすると、それ以後はその記憶によって味覚が補われてしまうんじゃないかな。
今までまずいとしか思ってなかったけど、結構いけるじゃないの、という感じに。

確かブラックカラントって、ピーターラビットの絵本に出てくるのですよね。
おなかをこわしたピーターが何も食べられなくてカモミール茶を飲まされている間、
おりこうだったフロプシー、モプシー、カトンテールは夕食にブラックカランツを食べる…という場面があったと思うのですが。

(※ブラックカランツではなく、ブラックベリーでした。失礼!)
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by kobatoyakigashi | 2008-01-23 23:09 | 店話 | Comments(0)
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