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木鳩屋雑記

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ガベがやって来た

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数ヶ月前のこと、あるギャラリーに出かけた折、なんとも素朴であたたかみのある色彩に織られた絨毯のような敷物が椅子に敷かれていたのを見たことがありました。わぁかわいいな!とひと目で私はその織物をすっかり好きになってしまった。同行の友人に「これはガベというもの」と教えられ、その呪文のような符牒のような響きとともにガベは私の記憶にしまわれていました。

そしてつい先日のこと、ひょんなことからガベの展示を拝見する機会に恵まれたのです。「ガベのおざぶ」という展示で、見ているだけで嬉しくなってしまうようなきれいな色と複雑な図柄のガベがどっさり。複雑なのだけれどどこかゆるい感じも同時にあって、これはどうやら織り手の「手」の違いなのかと思います。山とある中からひとつひとつ手にとって眺めて選ぶ楽しさよ。友人には「この季節にする買い物じゃないよね」とあきれられた。でもそんなこと全然気にならなかったのだ。ほんとうに。ガベはイランの織物なのだそうです。手織り、手染めとお聞きしました。

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どうぞ眺めて、座って、ガベにさわってみてほしいと思う。
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by kobatoyakigashi | 2009-07-01 20:27 | 店話 | Comments(0)
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