ブログトップ

木鳩屋雑記

kobatoya.exblog.jp

七転八倒中

八重桜があちこちでぽふっ、ぽふっ、と咲いているのが目に入る晩春(もう初夏かしらん)。牡丹も石楠花も咲きほこっていて、濃いピンクのあざやかさにただぼんやりと眺める。街路樹の欅がわさわさわさわさと新緑の勢いをふりまいておる。あと半月もしたら5月だものなぁ。晴れた日の空はすっかり夏支度。

さて、トップページに連休中の営業カレンダーをのせています。どうぞご覧ください。

f0131641_21285797.jpgこちらは初夏のお菓子ルバーブのタルト。

酸味の強いルバーブとやさしい卵風味のアパレイユがよく合う、さわやかなタルトです。バター解禁後もしばらくはおそるおそる作っていたタルト皮でしたが、近頃ようやく思い切り仕込みができるように。タルト皮の種類はさまざま。これは塩味のきいたフォンセ生地というものです。パイのようなさくさくした食感です。

連休明けの土日に参加するイベントに向けて只今鋭意試作中。「木鳩屋」として出店する以上は「木鳩屋」であらねばならぬのであるが日常的に作っているものとは違うものを新たに提供することができればという希望をもって、試作しております。今吉田健一の『私の食物誌』を読んでいるのでもろにその影響が文章に出てしまっているな。これに書かれていた岡山の七面鳥って今でもあるのだろうか。あるのなら私も一羽買いたいくらいだがどこにあるのだろうな。ともかく、店の状態のままを持ってゆくのでは自分でもつまらないので、つまらないと思うならつまらなくないようにすればよいのであって、そのために七転八倒しているのであった。ふぅ。その弊害はご近所に出ていて、甘いかおりをふりまく程度ならかわいいものだけれど、試作品のよくわからない食べ物をどんどん食べさせられて作るこっちが内心気の毒に思うほどだ。でもつきあってもらおうと思う。すみません。
[PR]
by kobatoyakigashi | 2009-04-16 21:55 | 試作新作 | Comments(0)
<< 遊牧民のクラッカー 「庭」 >>