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木鳩屋雑記

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家を建てる

少し前ずいぶん暖かだった頃、室温においておくだけでだらけてきていたバターでしたが、さすがにここ最近の花冷え日和にはだらけ過ぎることもあまりなく扱いやすいです。冬場はいつまでたってもかちこちだし夏場は冷蔵庫から出した途端にぐんにゃりするし、そのときどきの温度に対応するために努力を要する食材。まぁ温度湿度に左右されるのはバターに限らずすべての食材なのですが。温度湿度に対応でき、食材の性質を見抜き、すばらしくおいしい組み合わせを編み出す、技術的にはそういう菓子屋が夢です。あと、見るからにおいしそうで、食べると期待以上のおいしさで、しかも食べている姿(人も菓子も)がきたなくならず、そしてまた食べたいと思う菓子、というのが理想。だから一度来てくれた人がまた姿を見せてくれたりすると、それはもううれしいのでございますよ。

f0131641_204004.jpgこちらは先日のお誕生日ケーキ。「家を建ててください」というご依頼を受け、小さなクッキーの平屋を建てました。ご依頼主は建築関係のお仕事をなさっていることもあり、うかつな家を建てるわけには…と思いながらオーソドックスな切妻造。

立体をクッキーなどで作るときは、まず型紙を切って組み立ててみます。クッキーの厚みがあるのでそれを考えながら。これくらい小さいとクッキーの重さを計算したり焼成時の膨張分を調整したりしなくてもよいし、パーツも少なく小さくて軽いので、比較的かんたんに作れます。大きかったり2階建てになると物理的思考を要求されてくるため、ど文系の私にはちょっとたいへん。
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by kobatoyakigashi | 2009-03-27 21:24 | 店話 | Comments(0)
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